
バチパターンとバチ抜けシーズンについて
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はい。
今回は、春になると話題になるバチ抜けについて。
坊っちゃんが産まれて以来、釣りの開始は初夏が終わる頃というケースが多く、ここ3年程バチシーズンのシーバス釣りはお休みしています。
なので、今年もバチの釣りに出掛けるかどうか分かりませんが、過去の記憶を思い出して、実際に釣りに出掛けるのならどうしようかと色々と考えたりしています。
今回は、バチシーズンについて思うことを、まとめてみたいと思います。
バチに拘らなくても良い
2月の下旬頃から3月に入ると、シーバス釣りでは「バチ抜け」がキーワードの1つになってきます。バチ抜けと聞くと「細長い」ルアーや、「引き波」を立てるようなルアーをイメージしますが、実際にはそれ程拘らなくても良いように思います。
この季節になると、意識の中に刷り込まれた感覚で、こういったルアーを投げなくてはという気持ちになってしまいますが、一般的なバチルアーと呼ばれるルアー以外でも、普通にシーバスは釣れます。
バチが浮いていて、それに対してシーバスが夢中になっているゴールデンタイムや、バチルアーにしか反応しない時は別ですが、釣りをする時間や場所によっては、バチの釣りでは無く、通年で遊んでいるような釣り方で釣れる事の方が多いかと。
例えば、明暗部にミノーやバイブレーションを送り込んでやると釣れたり、護岸沿いをブリブリと泳がせると釣れたり。
バチシーズンが釣りやすい理由
寒い冬が終わり、手っ取り早く食べられるバチにシーバスが着くのは定説になっていますが、この時期にバチルアーを使うと釣りやすい理由の1つとして、上を意識しているシーバスにアピール出来るからでは無いでしょうか。
基本的に、御飯を食べたいシーバスは水面を意識していて、ルアーに対する反応も良い。
なので、釣り人としてはバチを意識しながらルアーを投げていても、実際には細長いバチルアーだから反応したというより、水面に居る何かに反応した。という状況もあると思います。
そういう事であれば、やはりバチルアーが有効なのでは?と思ってしまいますが、釣りをしている場所に水面を意識していないシーバスが多かった場合、バチルアーばかりを投げていると何の反応も返ってこないまま終わってしまう事に。
限られた釣行時間の中で、そこに時間を掛けてしまうのは勿体無い気がします。
また、この時期から初夏に掛けては、水温やベイトの状況も安定して、真夏や真冬と比べれば、釣りに適している条件が揃いやすい。バチシーズンが釣りやすい理由の1つとして、季節的な要素も大きな要因だと思います。
バチパターンとバチシーズンの違い
潮回りや時間・流れ等で形成される、バチパターンというゴールデンタイムですが、釣りに出掛けられるタイミングとゴールデンタイムを合わせるのは結構難しい。
更には、バチが溜まってバチパターンが成立するような場所は大抵決まっているので、釣り場が混雑している事も。基本的に一人でポツンと釣りをしたい自分にとっては、本当のバチパターンというのが意外と苦手。
なので、バチシーズンであっても、釣行時間はいつも通りの深夜が多いんですが、それなりに楽しむ事はできます。考えられる要因としては、前項でも書いたように、シーバス釣りに適した季節への移行。
この時期には、水面から捕食音が聞こえてくる楽しいゴールデンタイムはありますが、そのタイミングを外しても十分遊べる季節になっていると思います。それなのに、バチシーズンという理由だけで表層や引き波に拘って時間を消費してしまうのは勿体無い。
個人的な感覚としては、バチパターンとバチシーズンは別物で、バチパターンというのはサヨリやマイワシの釣りと同じで、数十分から数時間の間に起こる、ピンポイントのシチュエーション的な物。バチシーズンは春から初夏にかけての季節的な物。
これをゴッチャにしてしまうと、釣れる魚も釣れなくなってしまいます。
バチパターンとバチ抜けシーズン・まとめ
春から初夏にかけては、表層で引き波を立てるような釣りへの反応が良くなり、バチルアーを使えば釣れるバチパターンと一括りにしたくなりますが、ゴールデンタイム以外は上を意識している魚が反応している事が多いと思います。
なので、バチシーズンという呼び名にとらわれず、自分が遊んでいる場所の状況をよく見て、実際にルアーを投げて判断してみる。釣りをしている最中に、周りから捕食音が出るようであれば上の方から。表層を通しても反応が出ないようであれば、少し沈めて。
確かに、偏食気味のシーバスに対して違うアプローチで反応させるのは難しいとは思いますが、バチシーズンにはベイトがバチしか居ないという訳は無いので、その時の状況に合った釣り方をする方が釣果は伸びると思います。
また、釣行時間もバチのゴールデンタイムに拘らず、深夜だったり早朝だったりと色々条件を変えるのも良いと思います。バチという食べやすい餌が増えるという事は、それを食べる小魚も増えているはずですし。
とにもかくにも、バチパターンとバチシーズンを一緒の物と考えず、バチを捕食しているシーバスが釣れたのか、表層を意識しているシーバスが釣れたのか。自分の釣りに出掛ける時間や場所に合わせて、状況を判断して釣りを楽しむのが大事かと。
バチシーズンにはゴールデンタイム・スポットを狙うアングラーさんが増えるので、そこから少しズラしてやると、そっちの方が釣りやすかったりもしますので、バチパターンというキーワードに拘り過ぎない釣りも試してみて下さい。
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最後まで読んで頂き、ありがとうございます。今回の投稿と同じカテゴリーにある、次の記事は「春から夏にかけてのシーバス釣りについて」、前の記事は 「ボラの群れからシーバスを釣る方法!!」となっております。
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どうもです。
確かにバチパターンは、バチへの偏食にこだわらないと釣れないことがない気がしています。
去年も、夜の11時くらいから夜中の2時まで釣れ続いたことがありましたが、釣れたルアーはマニックでした。
MACOさんの言うように、バチを喰っていたのではなく、たまたま表層を意識するシーバスの群れが接岸しているタイミングにハマっただけなんだと思います。実際、目に見えるほどバチは抜けていなかったので。
何事も決めつけて釣りをしないのが良い結果につながるってことですね (^^
自分の場合、基本的には深夜釣行なので、バチシーズンといってもワッサワッサとわいている状況に出くわした事って無いんですよね。
周りの方のブログ写真を見て、本当に近所なのか疑いたくなる程…(笑
最近では、バチパターンとバチシーズンがイコールのような表現が多いですが、バチを食ってる状況のバチパターンで釣るのと、上を意識しているシーバスを釣るのでは、微妙にニュアンスが違いますしね。
シーバス釣りを始めたばかりの方が読んだら、ずっと細長いの投げてしまうんだろうなぁと思って、この記事を書いてみました。ぶっちゃけた話し、季節も状況も良くなっていくので、反応してくれるシーバスが居れば、スーサンでもバリッドでもローリングベイトでもビーフリーズでも。朝でも、夜でも、深夜でも。どんな釣り方をしても、釣れる時は釣れますから…(^_^;)
それなのに、表層のみに拘って釣りをしてしまうと、手返しも悪くなって時間が勿体無いですし。上を意識しているシーバスが居れば、勝負も早いと思いますので、チャチャッと見切って別の釣りをするのも有りだと思います。
バチパターンだからと細長いルアーばっかり投げてボウズな自分を反省しました(笑)シーバスにとっては一日のうちの食事のメニューの一つであって、五月六月は24時間バチパターンってわけではないですもんね。大きな示唆をいただきました。
コメントありがとうございます!(^^ゞ
本当の「バチパターン」というタイミングは短く、バチについているシーバスがボイルしている状況だけだと思います。
基本的に、バチは捕食が簡単で食べやすいのですが、食の好みとしては最下層に居るベイトになると思われます。人間で言うなら、インスタント食品みたいな物ですかね。食べやすいけど栄養価には疑問。といった感じで(^_^;)
シーバスから見ると、バチよりもイワシ等のベイトの方が断然人気があるのかと。
なので、釣りをしているフィールドでバチを捕食している雰囲気が無い場合、細長いルアーに拘らず、その場に居そうなベイトに近いルアー(レンジ)を投げてあげると、釣果に繋がるように思います。
良い季節なので、シーバス釣りを楽しんで下さいませ~!!(^^ゞ