
飛距離が抜群のルアー!グラバーHi68sのインプレ!!
- 投稿日2015.09.20
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はい。
今回は、グラバーHi68sのお話。
久しぶりに「買ってみたい」と思ったルアーですが、到着当日にササッと投げてみました。
簡単に使ってみた率直な感想としては、独特の癖があって、それが良いのか違和感なのか。実際に魚を掛けてみないと何とも分かりにくい部分がありますが、とりあえずはファーストインプレッションとして、自分なりにまとめてみようと思います。
久しぶりのインプレ記事なので、上手に書けるか分かりませんが、適当にお付き合い下さいませ。
邪道ルアー・グラバーHi68sとは
何気なく動画を見て気になった「グラバーHi68s」ですが、ファストリトリーブ対応となっている、同シリーズのダウンサイズ版との事。実際に、動画を見ながらイメージしてみると、ルアーサイズや泳ぎ方は幅広く使えそうで、遊んでいる場所にも導入できそう。
グラバーHi68s動画
高速リトリーブ、激流対応!!
ファストリトリーブ時、速くて細かい強いアクションを発生し、速度を上げるにしたがって軌道がズレる脱軌道系アクションを演出。まさにスモールベイトが機敏に逃げ惑う様を再現します。また、激流の中でも抜群の安定感で泳ぎきり、小型ミノーの新境地を切り開きます。ファストリトリーブ時は、シャローレンジ攻略が可能で、水面直下からおよそ60cmまでをカバー。スローリトリーブ時はおよそ100cmのレンジをシンキングペンシルのようなスローピッチなスイングアクションで泳ぎ、シャローランナー系ミノーでは対応出来ない絶妙なレンジを捉えることで、浮ききらない魚までもをターゲットにすることが可能です。
引用元 :『邪道:Graver Hi 68S』
発売時期や入荷のタイミングも合っていたので、ポチッと購入しておきました。今回選んだカラーは「ハッピーレモン」と「ブルーブルー」の2種類で、どちらも昼夜兼用、水質と明度によって使い分けるイメージで選択。
グラバーHi68sのファーストインプレッション
釣りの合間にグラバーHi68sへと換装して、まずは足元に投げて軽く巻いてみましたが、直後に「ん?」と思う違和感が。軽く巻いていても、ルアーの軌道が突然パッと逸れていきます。内蔵されているボールが落ちきってないのかと思い、チョイチョイしてから引いても変化は無く。
逸れると書きましたが、アーダやチビ冷音のように「フッ」っと抜ける訳では無く、阪神大賞典のオルフェーヴル並の逸走。「抜ける」「アクションする」と言ったレベルでは無く、「ズレる」「飛ぶ」と言える程、引いてくるコースが瞬時にパッと変わります。
極端なイメージですが、アーダが一定の振り幅内で変化しているとすると、グラバーHi68sは振り幅から飛び出して、新たなコースを走りだすといった感じ。
更には、ルアー全体が斜めに片寄りながら戻ってくるような印象も有り、ひょっとするとハズレを引いたのかと思いましたが、ハッピーレモンからブルーブルーに交換しても同じような状態。
なので、ルアーの個体差による問題では無いと納得し、とりあえずは通常通りキャストしてみる事に。ルアーの重さを感じつつキャストしてみると、ミニヨレを投げているかの如く「スコ~ン!」と気持ちの良い程飛んでいきます。
飛距離を稼げる秘密は移動重心
今まででも飛距離を取り上げたルアーはありましたが、これだけ飛ぶグラバーHi68sは、一歩抜き出ている印象を受けました。用途は違えど、スーサンを投げた後にグラバーHi68sを投げると、結構な驚きがあります。
この飛距離に貢献しているのが、ルアーサイズと移動重心システムかと。グラバーHi68sを手に取って振ってもらえば分かりますが、ルアーの中に球状のオモリが入っています。クリアカラーであれば、球状のオモリを見て確認する事ができます。
色んなルアーで採用されている構造ですが、キャスト時はお尻側にボールが移動し、その重みを利用して、ルアーを遠くへ飛ばす事が可能。着水後は、ボールが所定の位置に固定(磁石や穴で)され、ルアー本来の動きが出せるようになります。
各メーカーさんは、着水と共に自然と固定されるよう工夫を凝らしていますが、着水後にボールが移動しきれず、お尻側に残ってしまう場合も。なので、こういったルアーを使う時は、着水と同時に糸ふけを取って、チョイチョイさせて、確実にボールを固定してあげるのが大切。
所定の位置にボールが固定されないと、意図した本来の動きが出せないので、確実に固定させる。状況や出したい動きによっては、わざと戻さず使う場合(※サヨリのパラガスなんかは戻さず使う事も)もありますが、基本的にはチョイチョイを忘れない事。
着水後にチョイチョイしてあげる事で、ボールを固定するだけでは無く、「ここに何か居るよ~!」というアピールも出来るので、ちょっとした労力だけで一石二鳥かと思います。
リトリーブコースが逸れる違和感が残ります
飛距離に関しては、思っていた以上に出たのでビックリしましたが、やはりリトリーブ中にコースが逸れたり、斜めに泳いで帰ってくるように見える姿勢が気になります。
分かりやすく例えると、何かの拍子でフックとルアーボディーやスナップが絡んだ感じ、曲がってしまった鉄板バイブを投げて回収してくるイメージに近いかと。とにかく、通常の感覚とは異なる違和感が混じっています。
冒頭で紹介した動画の「30秒」を超えた辺りに、上アングルから撮られたスーパースロー再生がありますが、「36~38秒」辺りに軌道がブレながら進むシーンを確認する事ができます。このブレ幅を大きくして、カッ飛ぶように逸れる感じです。
リトリーブ速度の速い遅いに関わらず起きる現象のようで、速度を気持ち早めてみると水面からピシャピシャ飛び出す。投げていたルアーがこの状態であれば、アイチューニングが必要かと思えるレベルで、巻いていると違和感が残ります。
グラバーHi68sのインプレ・まとめ
身が詰まっているルアーを投げているのかと思う程の飛距離が出るので、同サイズ・同タイプのルアーと比べても、着水の限界ラインを軽々と超えて行く。同じ距離を稼ごうとすれば、シンペンかバイブの選択肢しか残らないので、このアドバンテージは凄いと思います。
一方で、気になるのがリトリーブ中の違和感。
今回購入した2個が同じ泳ぎなので、こういう仕様になっているのかも知れませんが、軽く投げてみても「これは新しいジャンルのアクションなのか?」と思える程、スライドしながら弾けるように逸れて、体勢を崩しながら戻ってきます。
一応、流れが当たった時にバランスを崩して逸れるのかと思って試してみましたが、流れの効いていない場所をノッタリと引いても、パッと逸れてしまう。リトリーブ速度も変えてみましたが、アクションには一貫性が無くランダムに現れ、意図しないタイミングで変化していました。
確かに、泳いでいた軌道が、あれだけ瞬時にブレれば、思いっきり口を使ってくる魚も居そうに思います。ただ、投げている方としては、今までに無い感覚なので、癖があって扱い方が難しい。護岸沿いなんかで、あれだけ動けば反応が取れそうですかね。
まぁ、パッケージ台紙の質感と印字は、思いっきり好みなんですけど…。
とにもかくにも、この違和感がシーバスに効くのか、効かないのか。こういう仕様なのか、初期不良なのか。いまいち分からない事だらけですが、手元にあるルアーを放置しても解明できないので、様子を見ながら小まめに試してみたいと思います。
今回は、購入後にスプリットリングを外してから、いつも通りのワイドスナップを使って釣りをしていたので、次回はスナップを変えてみても同じ症状なのかを試してみようかと。※個人的には、この辺りに原因があるように思っているんですが…。
何か発見があれば、また報告してみます!!
-追記-
今回の記事の続編「グラバーHi68sのインプレ続編とスプリットリングについて」を投稿しました。リトリーブコースを逸走する原因は、アイ部分にある可能性があるのでは?と思い、アイチューニングも実施。スプリットリングを外した方が良いのか、という話題についても書いています。興味があれば、チェックしてみて下さい。
シーバス関連に関するお知らせ
現在、シーバス釣りに関する内容は、新ブログ『まころぐ』にて更新中です。当ブログよりも、丁寧に解説するよう心掛けていますので、宜しければチェックしてみて下さい!!
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。今回の投稿と同じカテゴリーにある、次の記事は「グラバーHi68sのインプレ続編とスプリットリングについて」、前の記事は 「Graver Hi 89S (グラバー Hi 89S)」となっております。
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ちどるマリブって感じでしょうか?
マリブもかなりの早引きするとですが面白い動きしますよ。
軌道がよれて水面飛び出しそうで飛び出さず一回転します。
よく言えばコークスクリュー、悪く言えばくるりんぱ(笑)
そのマリブの使い方!!
動きというよりは、一般的に「泳ぎを破綻」させていると言うのでは??(笑
で、コークスクリュー。釣れるんですか??
釣れるならマネしてみますが…(^_^;)
グラバーHi68s、しんぱくさんなら導入されているのかと思ってましたが、まだなんですね。ルアーサイズを見ても、お世辞抜きに飛距離は出ますよ。
ただ、「ちどる」というレベルでは無く、本当にオルフェ並みです。
分かりやすく言えば、芝コースを走っているのに、内ラチを飛び越えてダートコースを走りだす感じ。レーンを走らず、コースその物が変わります。
毎度です(*^^)
グラバーhi68 先日武庫川のマックスで僕も購入しました笑
で早速先日使ってみました。感想を先に述べるなら、、なにこの変な動きのルアー・・・でした笑
MACOさんが記事で書いているのを見て納得がいったのですが、軌道がズレるんですよね。
違和感の正体はこれかと。フルキャストして、ルアーが見えない状態でリトリーブしていると
描いたコースから微妙に外れるんですよ。確かに通常のシンペンよりも大きくスイングアクション
しているのは分かりましたが、その微妙なズレが違和感になり、効くのか効かないの全く自信が
持てないルアーだなというのが最初の感想です。
これが大野さんの言われてる脱軌道系アクションなのかと・・・。
個人的に疑問符を持ったままのルアーを使い続けると集中できないので、今はとにかく使い込んで
なんとか一匹!まで頑張ってみようかと思います。
個人的には東京湾奥と大阪湾奥では、シーバス釣りの流れに若干のタイムラグがあると感じてます。
なので後々、この脱軌道系アクションが効くという事が確立されていくかもしれませんね。
MACOさんとは同じルアーを使用している事が多いのでこうゆう記事は本当に勉強になります。
P.S
噂によると昨年、東京湾奥ではビックベイトが入ってきている時に、バサーの人がブラックバス用の
あるスプーンを使ってシーバスを爆釣したとの情報が。
スレが進んでいるフィールドでは今までに無い動きでないと食ってこない
という反応が顕著になってるのかもしれませんね。
毎度です!!(^^ゞ
自分のグラバーが2個ともハズレだったのか心配してたんで、ちょっぴり安心しました!(笑
まさに、気になっている部分は全く同じで「ルアーが見えない状態でリトリーブしていると描いたコースから微妙に外れる」ところなんですよね~。アイが曲がったルアーを引っ張っている感じで、突如として意図しない方向に軌道が逸れる…。
色んな解説を殆ど読まず、動画を見て購入して直ぐに投げてみたので初耳でしたが、「脱軌道系アクション」なんていう話しがあったんですね。(^_^;)
今回投げて以降、釣りに出掛けてないので実験はしていませんが、受けている水圧に対して我慢しきれなくなった際、逃げる事によって起こっているとすれば、ルアーの接点をしぼめてワイドスナップでは無く、動きがとりにくいような狭いスナップを使えば、多少はマシになりそうな気がしているんですが、これまたお得意の妄想の範囲なので何とも言えません…(笑
あれだけ飛んで、バイブレーションよりも浅いレンジを引いてこれるのはアドバンテージになりますし、ヨレヨレよりも早く引ければ、手返しも早くなり、かなり便利なルアーだと思ったんですが…。
とにかく、あの違和感が何とも…。
例えば、流れに当たった瞬間、あの動きが発動するのであれば最高なんですが、足元チョロチョロ巻きでもヒュンヒュン変わってましたからね…(^_^;)
しばらく使ってみないと。※といいつつ、そろそろサヨリパターンで遊ぶ時期になりつつあり、心は完全にサヨリの方を向いているんですが(笑
ルアーに関しても、ファッションと同じで、新しい物が出れば瞬間的に効果を出しますが、しばらくすれば皆が同じ物を選んでいるので、流行前の物が再流行する。そんなサイクルに近いと思っていますが…。確かに、その都度で人とは違う工夫が必要かもしれませんね。
このルアー、気にはなっていたのですが、最近はシーバスルアーは買い控えていたので、魔界で見ても手は出さずにいました。
動きが面白いとのコメントを見て、買ってみる気になりました。
私も使ってみて、感想をアップしてみます〜
毎度です!!(^^ゞ
飛距離はピカイチなんですが、「動きが面白い」というよりは、「じゃじゃ馬」という方がしっくりくる程、扱いには難儀しましたよ~。通常の感覚で引いていると「え??」ってなります…(^_^;)
今のところ、リトリーブ速度をあげると水面を割りますし、突如としてコースが変わりますし…。スナップ形状を変えても乗りこなせない場合は、人知れず引退させる可能性も…(汗
是非使ってみて下さい!!とは言いませんが、自分以外の方のインプレに興味があるので、一度使ってみて下さい~!!(笑