テレビ番組が録画できない昭和へ逆戻り?!4K・8Kの展望は?!
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はい。
今回は、高解像度化が進むデジタル関連のお話。
随分前から楽しみにしていたミラーレスカメラ、α6000の後継機となる「α6300」の発表が、今月早々に米国で行われました。AFポイントに関してはα6000の7.5倍、6K相当のデータからオーバーサンプリングし、4K解像度で記録する「4K動画撮影」も可能との事。
α6300 4K movie
最近のカメラの特徴として、動画撮影が出来るのは勿論、4K対応が基準になってきたように思います。綺麗な映像を残せるのは嬉しいですし、撮る楽しみも増えます。カメラの場合、高解像度化が進んで気になるのは、販売価格とデータの容量位かと。
一方、最近の話題で気になるのが、先月辺りから登場した「無料放送の録画禁止」のニュース。なんと、「4K番組の録画を出来ないようにしてしまおう」という案が浮上しているようです。
民放局5社から4K番組の録画禁止案!!
テレビ録画が禁止となった場合、見たい番組はリアルタイムでの視聴を強いられ、放送時間が合わない番組は、見ることすら出来なくなってしまいます。まるで、ビデオデッキが販売されていなかった頃に逆戻りといった感じですね。
日本テレビ、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビといった、主要なテレビ放送局が主張されているとの事ですが、広告企業のCMを見てもらう為や違法動画対策絡みだったとしても、やり過ぎ感は満載です。
「4K番組は録画禁止」という驚愕のシナリオ
”テレビ放送局のコントロールによって無料放送の録画を禁止する機能を運用したい”とする提案が、主要なテレビ放送局から現在進行形で出されているのだ。BS衛星での4K放送開始のカウントダウンが始まる中、民放キー局は揃ってこれまで議論にもなっていなかった”無料放送の録画禁止”の盛り込みを提案し、譲ろうとしていない。議論は紛糾している模様だが、問題は他にもある。
消費者がテレビ放送を楽しむスタイルを大きく変える可能性があるこうしたルール決めに際して、その議論の過程が公開されていないばかりか、消費者側の意見を届ける手段すら用意されていないことだ。
引用元 :『東洋経済オンライン』
まず最初に、放送時間に合わせてテレビの前に座る事は不可能ですし、そこまでして見たいと思う番組もありません。また、娯楽の中心がテレビだった時代は終わっていますし、ドラマや映画が見たいのであれば、動画配信サービスを利用する方がスムーズ。
更には、録画が出来ないと分かっている4K機器を、わざわざ購入する人が居るのかどうか…。通常の感覚であれば、「録画出来ないのなら2Kでいいや!」となる気がするのですが…。
4K番組の録画禁止が引き起こす弊害
テレビ局が主張している部分としては、テレビの視聴率を上げたい・広告企業と収入を増やしたい・違法動画を減らしたいといった理由が見え隠れしていますが、テレビを見る視聴者を置き去りにして、録画禁止となった場合はどういった弊害が出るのか。
簡単に想像できるのは、録画できなくなると分かった時点で、タイムシフトを搭載している4K・8Kテレビはピタッと売れなくなり、高解像度対応のDVDやブルーレイといったレコーダーも、存在意義が薄くなってしまいます。
次に、録画禁止コンテンツの放送が始まった時点で、現在とは比べ物にならない程のテレビ離れが進むか、殆どの家庭ではフルハイビジョンまでを使用する事に。映像機器の循環が行われず、4K・8Kコンテンツの移行に大失敗してしまう。
現在でも、コピーワンスやダビング10といった具合いで、利用者からすれば不便な制限があるのに、録画禁止という手法は正気の沙汰とは思えない…。家電業界は勿論の事、放送局にとってもデメリットの方が多すぎる気がするのですが…。
4K・8Kの展望は?!まとめ
家電量販店のビデオ・テレビコーナーを通ると、凄く綺麗なホームビデオのサンプルを見かける事が増えました。アナログの頃から比べると、フルハイビジョンでも十分に高画質だと思いますが、ああいった映像を見ると惹かれてしまうのも事実。
ただ、4K・8Kの放送がどの程度の規模になるかも分かりませんし、そもそも民放局が高解像化するのかもハッキリしない状況。2020年の東京オリンピックに向けて、何らかの動きがあると思いますが、不確定要素が多すぎて、現状では様子を見るのが妥当な印象。
今のところは、カメラの動画撮影機能に関して興味はあるものの、それだけの為に4Kテレビを買い直す事は無いと思います。
色んな情報が錯綜し過ぎて、どの規格に絞りこまれていくのかは分かりませんが、録画禁止となれば、民放局にとっても厳しい結末になると思いますが…。
テレビとラジオが主役だった頃とは違い、これだけの情報網が発達すれば、新聞・書籍・テレビといったメディアは、今までの概念をリセットして、新たな手法を構築しないといけない時期に差し掛かっているのかも知れませんね。
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