マズメ・レッドムーンワンショルダーバッグⅢレッドを使った感想
- 投稿日2016.07.01
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はい。
今回は、マズメのバッグを使った感想について。
今まで使っていたバッグがボロボロになったので、思い切って新調してみたマズメのショルダーバッグですが、利点を感じる部分はあるものの…。正直に本音で書いてしまうと、釣りバッグとして使うのであれば、自分の中では思うところがあったりします。
MAZUME REDMOON ONE SHOLDER BAG Ⅲ
今回は、いつもと比べてマイナス点が目立ってしまうかも知れませんが、しばらくの間使ってみた感想と、「レッドムーンワンショルダーバッグⅢ」の持っている長所と短所等を、個人的な意見として書いてみたいと思います。
レッドムーンワンショルダーバッグⅢとは
マズメから販売されている、肩から掛けるショルダータイプのフィッシングバッグ。登山用ザックのようなフィット感と高い収納力を備えており、様々なルアー釣りに精通する、シーバス釣りでも有名な「鈴木斉氏」が愛用しているとの事。
レッドムーンワンショルダーバッグⅢ
遠征が多い鈴木斉はあらゆるフィッシングパターンを考え現場に向かいます。非常に重たい状態で使っても、堤防の段差や岩場を駆けずり回ったときにブレることなく使える。
さらに、荷物を取り出すときのみ前方へ移動させ、その後は背後に動かすことで、キャストやランディングの際には存在を消すバッグ、mazumeレッドムーンワンショルダーⅢ。 鈴木斉がテストを繰り返し、使い込むことで、より進化を遂げたのがサードモデルです。
引用元 :『MAZUME REDMOON ONE SHOLDER BAG Ⅲ』
ホームページの写真を見ると、渓流釣りで使用されているシーンが掲載されていますが、ルアーバッグとして設計されているのであれば、シーバス釣りでも使えるだろうと思ったのが誤算だったのか…。プロが愛用するか?と思えるような部分もあり…。
レッドムーンワンショルダーバッグⅢの長所について
実際に使ってみて、真っ先に「凄い」と思ったのは、肩から掛けた時のフィット感でした。その他にも、開閉のしやすいファスナーや、フィッシュグリップを収納できる底面など、このバッグの長所についてまとめてみます。
抜群のフィット感!!
通常の斜め掛けバッグとは異なり、背面の素材が分厚く、支点を3点にする事で背中にフィットし、体に密着して邪魔になりません。
十分な収納スペース
収納スペースは三ヶ所あり、メインのスペース(赤矢印)には、薄型のルアーケースが3つ程入ります。サブ(青矢印)スペースも大きいので、財布やスマホの収納も問題なし。
開閉しやすいチャック
ファスナーのサイズが大きく、取っ手部分がD管のようなカーブを描いた形状になっているので、開閉の動作がスムーズに行えます。
ショルダー部分のファスナー
肩紐部分にはファスナーが有り、ちょっとした小物を入れれるスペースがあります。煙草を吸われる方は、ライターなどを入れておくのに便利かと。
フィッシュグリップを装備
バッグの底面には、フィッシュグリップを収納できる、マジックテープとホルダー(D管)があり、移動の際にも揺れず、素早く取り出す事ができます。
レインカバー収納
突然の雨に備えて、バッグの側面に、レインカバーを収納したスペースがあります。最近では、スマホやデジカメなど、電子機器を持ち歩いているので、レインカバーがあれば安心ですね。
初期不良を思わせる謎の仕様
バッグを購入して最初に装備した際、何が起こったのか分からず、公式サイトを見ながら解決した問題があります。それは、肩紐の初期設定となっている向きについて。公式サイトでは、「ルアーボックスなど容易に取り出せます」となっていますが…。
ファスナーの向き
出典 :『©マズメ・レッドムーンワンショルダーバッグⅢ』
肩紐をスライドさせて、バッグを前まで移動させると、ルアーケースを入れているファスナー側が下になり、反対側のレインカバー収納スペースが上を向く。表と裏が逆になり、これはおかしいという事で、公式サイトを確認しながら、試行錯誤してみると…。
装着イメージ
出典 :『©マズメ・レッドムーンワンショルダーバッグⅢ』
公式サイトでは、肩紐を右肩から掛けていますが、購入した初期状態は左肩から掛ける仕様になっていました。メーカー側のイージーミスかと思い、公式サイトの写真を参考に、肩紐のポジションを入れ替えてみる事に。
入れ替え作業自体は簡単で、メインの肩紐に対して接続する紐を入れ替えるだけですが、購入した状態で逆に接続されているって…。しっかりしてくれよと思いつつ、入れ替えた肩紐や留め具を確認していると、腑に落ちない点がありまして…。
どう頑張ったとしても、留め具の表と裏が逆になり、縫い目や型押しされている裏面が表に出てきます。この部分は縫い付けられているので、表裏をひっくり返す事も出来ず、裏面が表のまま使っていますが…。正直なところ、明らかに初期不良の域かと思います。
レッドムーンワンショルダーバッグⅢの短所について
前項で書いた、購入時の初期異常も後押ししたのか、使っていると長所よりも短所が目立つようになってしまい、その代表的な要素が、肩紐を掛ける方向を選べ無い事。通常のバッグであれば、好みに合わせて左右の肩から掛けられますが…。
レッドムーンワンショルダーバッグⅢに関しては、開閉チャックが一方向にしかついていないので、ルアーケースをスムーズに取り出すのであれば、肩紐は右肩限定となってしまいます。
今まで使ってきたバッグは左肩に掛けていたので、購入前は気が付きませんでしたが…。右側からキャスト(右利きなので)する際、モーションと干渉する。更には、幅広のパット部分が首元に擦れ、釣行が終わる頃にはヒリヒリして辛い…。
次に、公式サイトの写真を見てみると、天面のD管辺りにパーツを接続し、ランディングネットをぶら下げた状態になっていますが、シーバス用のネットは大き過ぎるうえ、こういった接続をしていると、ケースの取り出し時に鬱陶しいほど邪魔になります。
バッグ自体がショルダータイプなので、タモの肩紐を使って背負うと、これまたケースの取り出しが煩わしくなります。こういった理由から、メイン肩紐の下部にタモを引っ掛けて使っていますが、紐が細いので直ぐにヨレヨレになってしまいました。
現在の釣行時は、ウエストタイプライジャケのベルト部分に引っ掛けていますが、背負うタイプのバッグだけに、タモの置き場が難しいですね。
最後に気になる点は事ですが、やはり「プライヤーホルダー」と「ドリンクホルダー」は、初期状態から装備されていた方が、バランスや収まりも良いかと。
公式サイトでは、このポケットにプライヤーを入れていましたが、手持ちの物は収まらず…。公式サイトの写真でも、プライヤーの持ち手が飛び出していますが、チャックを閉めていない状態で移動すると、不意に落ちた場合、テトラに引っ掛かったりと、危険があるように思います。
それぞれのホルダーが無い事は、購入前から分かっていたので、事前に別途用意していましたが、肩紐の細い部分ではブラブラ動いて邪魔になる。
ドリンクホルダーが無いからといって、サブスペースにペットボトルを入れれば、財布やスマホがびしょ濡れになりますし…。釣行時の水分補給は必須なので、肩紐の収納やレインカバーに気が回るのであれば、ドリンク&プライヤーホルダーは付けて欲しかったかと…。
レッドムーンワンショルダーバッグⅢ・まとめ
背負った時のフィット感が抜群で、収納スペースも広く、サブスペースには財布やスマホ・ミラーレスまで入るので、今回のレッドムーンワンショルダーバッグⅢを選んでみました。フィッシュグリップの固定は便利で、魚を釣った後もスムーズに取り出せます。
一方、背負う肩が決まっているので、右投げの場合はキャスト時に違和感が有り、パット部分が擦れる事によって首もヒリヒリする。更には、体型が影響しているのかも知れませんが、バッグのサイズとウエストライジャケが干渉して、ライジャケがズリ落ちてくる。
背負うタイプのバッグとして考えれば、性能を満たしているのかも知れませんが、バッグを単体で完成とするのでは無く、釣行時に使うメインツールとして、トータル的にサポートしてくれるアイテムに進化して欲しいですね。
薄型ケースを混ぜれば、3つのルアーケースが収納できますし、釣行中に予想外の雨が降っても、手早くレインカバーを取り出せるので、スマホやカメラといった電子機器を守ってくれる。こういった部分の満足度は高いのですが…。
ウェーダーやフローティングベスト等、フィッシングツールはマズメさんの物を主としているので、バッグも入手してみたものの…。正直なところ、背負った際のフィット感が良くても、「釣りバック」として使うには、若干の我慢が必要かと思います。
バッグ自体に装備すると、すぐに紐がヨレてしまうので、プライヤー&ドリンクホルダーは、ウエストタイプのライフジャケットのベルトに移設して使っています。
ただ、ドリンクホルダーやプライヤーホルダー、タモを引っ掛ける場所があったとしても、それらを装備するとルアー交換時に邪魔となる。やはり、背負うタイプのバッグだと、釣行時に必要なフィッシングツールを収めて快適に使うのは、構造的にも難しいのかも知れません…。
まぁ、バッグへの装備が難しい物は、ライフジャケットのベルトを使えば良いのかもしれませんが…。タモやドリンクなど重量のある物を装備すると、今度はライフジャケットがズリ落ちてくるので、移動していると気になってしまいます…。
なので、バッグ単体のフィット感は良くても、釣行全体の快適さが失われてしまう…。
バッグの向きやフィッシングツールの収納。こういった細かな我慢が積もると、本当に「テストを繰り返し使い込んでいるのか??鈴木斉氏…。」と思ってしまします…(汗
シーバス関連に関するお知らせ
現在、シーバス釣りに関する内容は、新ブログ『まころぐ』にて更新中です。当ブログよりも、丁寧に解説するよう心掛けていますので、宜しければチェックしてみて下さい!!
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。今回の投稿と同じカテゴリーにある、次の記事は「ルアー釣りにダイワHGショルダーバッグLTの購入とレビュー!!」、前の記事は 「魚釣りに必須!まず最初に買うべき釣具はライフジャケット!!」となっております。
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実はそのバッグ持ってました。
そして同じく肩パッドが首に当たるのが気になり、全く使わずでした。
末っ子がたまにお出掛けの際に使用してましたが、やはり気に入らなかったようです。
ホントに考えて作った?と疑問しかありませんよね〜〜!
やはりウエストバッグが一番ですわ。
えぇ~!!
インプレ書いてくれていれば、買わずに済んだのにっ!!(笑
やはり、肩のパット部分が気になりますよね~。多少の慣れはあるものの、キャスト時の違和感は未だに無くなりません。首に擦れますし…(^_^;)
ちなみに、釣りでは使いづらいので、自分もお出かけ用にしようかと思ったりしてました(笑
本当に使い込んで今の形になったのか…。
せめて、掛ける肩を選べる自由は欲しかったところです…。
じつは私も前のタイプのレッドムーンワンショルダーバッグを持ってます。
暑い夏にいいかなぁと思って数年前に出たばかりの時に購入しましたが、5回くらいしか使ってません。汗)
けっこう背中が暑いのです。
使い勝手もいまいちでした。
収納はウエストバックに比べ充分なのですが・・・・・・・・・。
ウエストバックのほうがはるかに使いやすいですね。
前のタイプというと、腰のベルトが太めのバッグですよね??
先日の炎天下でも、このバッグで出てみましたが、確かに背中はビッシャビシャになりますね~。ただ、全体的に汗だくとなるので、暑さよりも機能面の方が気になります。
サブのベルトがあるからこそ得られる抜群のフィット感ですが、このベルトを使うとルアーケースや荷物を取り出すたびにカチャカチャ再装着が必要になりますし、フィッシングツールとしての使い勝手がイマイチで、釣りに集中させてもらえませんね。
ウエストタイプのバッグは、ズリ落ち感が気になるので、次回購入するのであれば、今までのようなショルダーバッグ(長めの)を選ぼうかと思います。