モアザン エキスパートAGS 87LMLのインプレ&旧モデルとの比較!
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はい。
今回は、新たに購入したモアザン エキスパートAGSについて。
ダイワから販売されているシーバスロッドでお馴染み、モアザン・ブランジーノシリーズに加え、今回からはエキスパートモデルが登場し、「ブランジーノ」と「エキスパート」のダブルフラッグシップというスタイルへ移行されました。
昨年は、マッチザバイトカスタムを使っていましたが、自分にとっては少しだけ張りが強いイメージだったので、愛用のアーバンサイドカスタムの三作目となるEX AGS 87LMLを新調。詳細を調べていると、限定モデルとして販売される、赤色のEX AGS 87LMLもあるようですが…。
完全受注限定生産で、発売時期も少し遅いとの事。カラーや特典は魅力ですが、楽天のポイントやクーポンを使い出費を抑えたかったので、限定モデルでは無く通常仕様を選択。このロッドを買うために、地味に貯めていたポイントを一気に消費!!
在庫や納期を見比べながら、ポイント10倍&1,200円OFFクーポンのあるショップにて購入出来たので、かなりお得な価格で入手出来たかと思います。
※余談ですが、過去記事「お買い物マラソンで楽天ポイントを一気に貯める方法!!」で書いたように、お買い物マラソンやスーパーセールのショップ買い回りを活用すると、楽天ポイントが溜まりやすく、今回のように欲しい物を割安で購入できます。
モアザン エキスパートAGS 87LML(EX AGS 87LML)が到着!!
ロッドが到着したので、梱包を開封して早速チェックする事に。厚みのある竿袋からEX AGS 87LMLを取り出してみると、パッと目につく赤と金の配色が格好良いですね。グリップ部分を持った際、今までのモデルと比べてシャープになった印象を受けました。
今まではマッチザバイトカスタムを使っていたので、久しぶりに8.7フィートのロッドを持ちましたが、部屋の中を移動する際の取り回しもスムーズで快適。※マッチザバイトカスタムの時は、意図せず天井や壁に接触する事も多かったので。
EX AGS 87LML / アーバンサイドカスタムの各部と特徴
ダイワの公式サイト「モアザン エキスパート AGS 87LML」によると、今回購入したEX AGS 87LMLアーバンサイドカスタムの特徴として、「バスロッドを持ったような軽さと操作性」が挙げられるようですが、リールシートを持った瞬間、確かに軽いと感じる事が出来ます。
リールシート部分が、カチカチっと音がする従来のノック式で無くなったのは残念ですが、ロッドの軽量化を追求した結果、シャープに変更されたようです。
リールシート部分には、軽さと感度を増強する「エアセンサータイプⅢ」なるものが採用されているらしく、細身になった相乗効果で手に馴染む印象。
その他に大きく変わった点と言えば、ガイドに使われている素材や形状。フレームの素材に最新鋭カーボンを使用し、「Rフレーム」という形状でガイドを小径化。更には、「Cリング」と呼ばれるコバルト合金製のリングが導入されています。
ガイド部分を見て、今までのモデルとの違いに気が付くのは、やはりCリングの存在。黒いガイドの中に、銀色に輝くリングが綺麗なんですが、この「コバルト合金製のリング」によって「薄さ」「軽さ」「強度」が高まり、糸滑りも良くなるとの事です。
リトリーブ中に人差し指を掛けておくリングは、前作のAGS 87LMLアーバンサイドカスタムと同様、赤色がベースになっており、差し色としての金色も綺麗ですね。リールシートの上部には、引き続きルアーホルダーも装備されていました。
という事で、仕様から見た特徴としては、リールシートを含め全体的にシャープに。Cリング等の導入により、ガイドの強化と軽量化に成功。AGSとリールシートとブランクで軽量化を図ると同時に、パワーを残しながらキャスト感や感度が向上したといったイメージかと。
エキスパートAGS 87LMLと旧モデルとの比較
初代アーバンサイドカスタムの使用感が気に入り、それ以降は長い付き合いとなっている愛用のモデルなので、今回のEX AGS 87LMLを含め、手元には3本のアーバンサイドカスタムと、長さの違う9.4フィートのマッチザバイトカスタムがあります。
写真を使っての比較なので、実際よりも分かりにくくなってしまうと思いますが、今までの旧モデルとEX AGS 87LMLの違いを比べてみたいと思います。
まず最初に、パッと見て「小さくなった」と分かるガイドからの比較ですが、旧モデルと比べてEX AGS 87LMLのガイドは一回り小さくなっています。
94MLのガイドと比べれば、小径化されているのは一目瞭然。前モデルのAGS 87LMLを使い始めた際、「ガイド部分を引っ掛けて割ってしまった」事がありましたが、フレームの強度を高めつつ小径化された事によって、移動時の破損率も変わるかも知れませんね。更に…。
今作から変更になっているのが、スルスル閉まるリールシート部分。写真を見て頂ければ分かりますが、旧モデルの3本はカチカチっと音の出るノック式でした。※あのカチカチっという音を聞くと、釣りに行くモチベーションが上がっただけに残念。
また、グリップ部分を見比べてみると、軽量化によってバランスが変わったのか、リールシートの変更からか…。他の三本よりもリアグリップが少しだけ長くなり、リールシートを含めたフロントグリップ部分が短くなっています。その他には…。
写真では分かりにくくかも知れませんが、今作のEX AGS 87LMLからトップガイド部分は、特注カラーの黒いチタンフレームSiCリング仕様となっていました。
一方、それ程違いが無い部分は、ロッドの下側にある「エンドキャップ」、リアグリップ側にある「グリップエンド」の装飾、リトリーブ中に人差し指を引っ掛けておく「インデックスフィンガーリング」といった装飾類。これらに関しては、各モデル共に大差無いかと。
こうして見比べてみると、大きく変わっていないのは装飾具だけで、グリップの厚みや長さ、ブランクにガイドといった、ロッドを構成する主要な要素はガラリと一新された印象を受けますね。特に、グリップの握りやすさと、Cリングの輝きにウットリしてしまいます。
モアザン エキスパートAGS 87LMLを使ったインプレ!!
前項までの比較写真を撮り終え、家族が寝静まった深夜からお試し釣行にてEX AGS 87LMLを振ってきました。ロッドチェックを終えてから、オマケ程度の気持ちで狙い始めたシーバスでしたが、予想に反しての連発となりデビュー初戦から大活躍でした。
※その時の釣行記事
「シーバス連発!モアザン エキスパートAGS 87LMLでの初釣行!!」
実際に使ってみたところ、現段階のファーストインプレッションとしては、普段は優しくおしとやかなのに、ここぞという時には支えてくれる「良妻賢母」といったイメージで、自分の中では欠かせないロッドになりそうな予感。
まず最初にキャスト感ですが、使用頻度の多いスーサン(7g)から、少し重めのクロスウェイク140F(30.5g)までのルアーを一通り投げてみたところ、軽いルアーに関しては良いスポットを使えるまでに慣れが必要ですが、30g程度までなら投げられない事もない。
ロッド自体がシャープで軽い恩恵を受け、リリースまでの振り抜き感が抜群なので、キャストに適した範囲のルアーを投げると本当に気持ち良い。
色々と投げてみた結果、個人的な感覚としてはチビ冷音(14g)からkosuke(17g)辺りのフィーリングが良く、ロッドのシャープさとも相まって、「どどん波」のように人差し指の先からkosukeが飛び出すような印象さえ受けます。
次に、このロッドを使う最大のメリットになる特徴が、流れの変化に差し掛かったりショートバイトが出た際に、スッ…とシャープに入るティップ部分。
一言で片付けると「感度が高い」という事になるのかも知れませんが、ちょっとした変化によってロッドが入るので、リトリーブ中の違和感を感じ取りやすく、反応が出た場所を重点的に探る作業性は、格段に楽になったように思います。
更には、バイトが出た瞬間もガン!っと掛けるのでは無く、違和感のままスッと乗ってくれるので、オートマチックに近い状態でフックアップしてくれます。
このように書いてしまうと、グイグイ曲がる柔らかいロッドをイメージしてしまうかも知れませんが、魚が動く方向へスムーズに一定量曲がった後は、負荷の状態に合わせてビシっとバット側が残って仕事をしてくれます。
掛けカーブイメージ
出典 :『©ダイワ / モアザン エキスパート AGS 87LML』
この部分が、先程書いた「良妻賢母」といった印象で、魚をフックアップするまでは優しく繊細なのに、やり取りの段階になるとキチっとパワーを発揮してくれる。
更には、ロッドアクションを入れた際も、持ち重り感が無いので鋭く動かす事が出来ますし、スッと入った反動を利用すれば、ダートアクションも楽にこなせます。今回釣った魚は全て抜き上げましたが、柔と剛を備えているので、やり取りを含めてパワー不足感はありません。
EX AGS 87LMLのインプレ&旧モデルとの比較!まとめ
今回は、新しく購入した「モアザン エキスパートAGS 87LML/アーバンサイドカスタム」のインプレや、旧モデルとの比較について書いてみましたが、全体的にシャープな作りへと一新され、本当に使いやすいロッドに仕上がっていると思います。
公式サイトには「軽いルアーを多用する春先からショートバイトが多い初夏に活躍する湾奥のタフコン対応ロッド」との解説がありますが、ルアーの適合範囲も港湾部で多投する域ですし、使用条件の難しい釣り場で無ければ一年中使って問題無いかと。
また、商品紹介の中に「ビギナーにこそ使ってほしいです」という記載がありましたが、まさしくその通りで「シーバスを釣る」事に特化したロッドだと思います。
先程も書いた通り、港湾部で中心となるルアーの適合範囲ですし、キャスト時のスイートスポットも若干広め。ルアーを投げて巻いていれば、ロッドがスッと入るので違和感に気が付きやすく、魚からのバイトが出た場合も、スッと入った流れでフックアップしてくれる。
シーバスを掛けた後も、一定の負荷までは魚の動きに合わせてロッドが追従し、負荷が強まればバットがシャキッと残って主導権を渡さない。
他のモデルが飛距離や剛性といった方向性であれば、このロッドは各項目の平均点を上回りつつ、「港湾部のシーバスを釣る」事に重点があるようなイメージ。とにかく、テクニカルな作業はロッドがこなしてくれるので、本当に楽な釣行となりました。
全体的なシャープ&軽量化によって、前作のAGS 87LMLと比べれば良い意味でピーキー感が目立つ仕上がり。「ハク・バチ攻略フィネス」といったキャッチフレーズですが、この表現では「繊細過ぎる」と誤解を生んでしまいそうな感じです。
実際に体験してみない事には分かりませんが、今回シーバスを釣った感触と、これだけ特徴的なロッドであれば、スローベイトと括らず、年中通して釣行を助けてくれるかと。兎にも角にも、初代アーバンサイドカスタム以来の、お気に入りロッドになりそうな予感です。
シーバス関連に関するお知らせ
現在、シーバス釣りに関する内容は、新ブログ『まころぐ』にて更新中です。当ブログよりも、丁寧に解説するよう心掛けていますので、宜しければチェックしてみて下さい!!
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。今回の投稿と同じカテゴリーにある、前の記事は 「岸壁ジギング専用ロッド!シマノB703ML/Fのインプレ!!」となっております。
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