河川ドリフトで釣れそうなコモモ II 65のインプレ

河川ドリフトのルアーに向きそうなコモモ II 65のインプレ

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はい。
今回は、コモモ II 65を投げてみたお話。

先日の「釣りデビュー」釣行の際、坊っちゃんにプレゼントしたコモモ II 65ですが、水分補給をしている隙に、少しだけ投げてみました。坊っちゃんから「それ、パパのと違うで!」と警告を受けたものの、興味をそそられたので一通りチェック。

コモモ II 65
コモモ II 65

他のコモモ IIシリーズと同様、あの独特の動きは継承されていて面白い。

ルアーの動きを見ながら遊べる場所をイメージしていると、釣りのスイッチが入りそうになったので、途中で切り上げて返却しましたが、コモモ II 65が活躍しそうなシーンは、ザックリとながら掴めましたので、ファーストインプレッションとして書いてみたいと思います。

imaのコモモ IIシリーズ共通の特徴とは

水面直下を引けるルアーとして有名なコモモ IIシリーズですが、大きな特徴としては、ウネウネとくねりながら進むように見えるスネークアクション。65の動画は見つけられませんでしたが、90の動きと変わらないので、まずはスイム動画を見てみて下さい。

コモモ II 90

動画を見て頂ければ分かりますが、独特の形状とギリギリのウォブンロールによって、ボディーがねじれていのでは?と思える程のクネリ具合。強烈なアクションを発するルアーですが、キモとなるのはアクションでは無く、それに伴う引き波にあるかと。

コモモ IIシリーズ独自の引き波について

ロッドを下げて引いてくれば、水面の中をクネリながら戻ってくるコモモ IIシリーズですが、ロッドを中~上段に構えて引いてくると、トップやバチルアーでは出せない、強烈な引き波を出す事が可能。また、独特の形状から生み出される引き波は、その質も他とは異なります。

水を纏うコモモ II 65
コモモ II 65の引き波は水を纏う

コモモ II独特の形状
 コモモ II 65引波の秘密

背中の部分が丸くカーブしているのが特徴ですが、引き波を立てるように引いた際、この形のおかげで、水面から飛び出すように浮いてしまう訳では無く、背中の辺りに「薄い水の膜」を纏いながら進んできます。背中を出しながらの引き波では無く、水を纏っているのが重要。

コモモ II 65の引き波によるシーバスへのアピール

逃げるコースを限定(減らす)事が出来る水面は、お腹が空いているシーバスにとっては注目の的になります。その場所で引き波を立てる事によって、捕食体勢に入っているシーバスに対して、ベイト(ルアー)の存在を知らせる事ができます。

その際に、水面を割りつつプカプカと浮いているベイトをガバッと捕食する場合と、水の中に居るベイトを捕食するのとでは、シーバスにとってもリスクが変わってきます。魚である以上、水中から体を出す行為は、外敵から狙われる可能性も高くなる。

コモモ II 65の引き波
 コモモ II 65の引き波

ベイトを食べたくて仕方がない活性の高いシーバスは、捕食の為に水面を割ってくれますが、「とりあえず食べておきたいかなぁ」程度に思っているシーバスは、本能的に反応が鈍くなるかと。

こんな感じで、考えが煮え切らないシーバスも意外と多いと思いますが、水を纏っている状態であれば、水面から出る事無く、ジュボっと吸い込む事によって捕食は可能。シーバスにとっても、捕食の対象となりやすい状況を作り出す事が出来ます。

ルアードリフトのU字ターン

ルアーの特徴を見て、最初に思いつくのは、流れに乗せながらルアーをドリフトさせ、頂点で軌道を変える「U字」「しの字」と呼ばれるターン釣法です。※過去に書いた記事「【図解版】ルアードリフトのやり方とラインメンディング」を参照

この状態で流れて…
フローティング / コモモ II 65

頂点で姿勢が変わった瞬間が重要
IMG_41909

具体的な手法としては、上記のリンク先を読んで頂ければ分かるかと思いますが、コモモ II 65の場合、テンションを掛けて巻かなければ、沈む事無く浮いてくれるので、ドリフトのイメージを掴めていない方にとっては、使いやすいルアーになっていると思います。

アップクロスキャストの裏打ちが面白い!

前項では一般的なターン釣法を書いたので、今度は個人的に面白いと思っている使い方について。コモモ IIの90で遊んでいた釣り方なんですが、ダウンサイズの65でも使えると思います。一般的に「裏打ち」と呼ばれる、下流側での釣りと似たようなイメージになります。

まずは、河川の橋に対して人気の上流側では無く、下流側の橋脚奥へキャストできる場所に立ち位置を取り、コモモ IIを暗い中へダイレクトに投げ込みます。後は、橋脚の作るヨレを通してくるだけ。その際はゴリゴリ巻かず、前々項の「引き波」写真のように引き波を纏わせる。

イメージ図
コモモ II 65の使い方

ブリブリと巻いて、スネークアクションを発動させるのでは無く、強い引き波を立てる力加減。流れに乗せながら、巻かず緩めずといった「ルアーの重みを感じる程度のリトリーブ」で、綺麗な引き波が出ると思います。

この釣り方の特徴としては、ヒットゾーンが広い事。通常の裏打ちであれば、橋脚の裏側から明暗の境目辺りがヒットゾーンになりますが、引き波を立てて引いてくると、シーバスの追尾してくる距離が長くなり、完全に明るい側でジュボっと出る事も。

引き波につられて付いてきたシーバスが、流れや速度といった何かのきっかけで口を使うからだと思いますが、追いかけてくるのは良型のシーバスが多く、気を抜きそうになった場所で出る反応はドキドキものです。

コモモ II 65のインプレ・まとめ

今回は、コモモ II 65の特徴や楽しそうな使い方について書いてみましたが、前項で紹介した下流側からの釣りは、混雑時期にもピッタリかと。大抵の場合、上流側の明暗から釣り人が入っていきますし、ターン釣法の軌道にもスレが進んでるはず。

普通の感覚でリトリーブすると、派手に動きすぎて「釣れないのでは?」と思えてしまうルアーですが、引き波を纏わせればドキドキルアーに早変わり。何よりも、丸い形をした可愛らしいフォルムが良いですよね。

コモモ II 65
 コモモ II 65

初釣行に向けて、坊っちゃんにプレゼントしたルアーですが、深夜の河川に出掛ける時は、バレないようにコッソリ拝借しようかと企んでいます(笑

下流側に投げて使うと、アクションが強すぎる感のあるコモモ IIシリーズですが、上流側にキャストして、瀬の上や岸際を引いても面白い。イナッコが同じサイズの時期、河川で使うと楽しそうなルアーだと思います。

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Comment

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  1. comment-user
    しんぱく
    2015年10月4日 PM 12:16

    komoⅡは90でもそうですが流れがあるとダウンだと暴れすぎるのでアップクロスは僕も常套手段です。
    僕の場合は上流側なんで、明暗に差し掛かる少し前に敢えてバコン!とやってベイトを明暗側に追いやってちょっとでも活性上がらんか?的な事もやったりします。

    • comment-user
      MACO
      2015年10月4日 PM 8:38

      ダウンで引いた時の動きを見ると…。
      見ている分には楽しいのですが、釣れるかと言われれば疑問が残りますよね(^_^;)

      アップから流した際、「出なかったかぁ」と諦めかけた時にシュボっとなる感覚。忘れたころに出るので、いつも心臓がドキっとなります(笑

      スプラッシュも出しやすいですし、使っていて面白いルアーだと思います。まぁ、釣れて無い時は、存在を忘れてる事が多いんですが…(^_^;)

  2. comment-user
    ゆめスケ
    2017年3月25日 AM 2:24

    初めまして!
    コモモII65の飛距離はどれくらいでますか?
    96MLロッドを使用してるのですか。

    これからのマイクロパターンに備えてソラリア70とコモモII65の購入を考えているんですが、私のホームだと飛距離が出た方が有利になるポイントなので質問させていただきました。

    宜しくお願いします。

    • comment-user
      MACO
      2017年3月25日 AM 10:40

      コメントありがとうございます!!

      コモモII65の飛距離ですが、このサイズにしては投げやすいという感覚はあるものの、飛距離重視という事であれば、使用されているロッドや自重から判断しても、ソラリア70に軍配が上がると思います。

      ただ、マイクロパターンに備えてとの事なので、沖向きに遠投するよりも、護岸を中心に探った方が効率が良いように思います。そんな場合は、コモモII65の引波もアピールの手段になるかも知れません。

      離れた場所にある橋脚や明暗に着くマイクロを意識するならソラリア70、護岸付近に溜まりやすいマイクロをターゲットにするならコモモII65といった使い分けなんていかがでしょうか?!(^^ゞ

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