FGノットの強度を高める為に
- 投稿日2013.07.28
-
4
- 81,192 views
はい。
今回は、ノット強度のお話。
出来るだけメインラインの強度を落とさずにノットを組む為に、色々と確認しながら何度か結束してみましたが、ノット強度のポイントとなる部分があったんで、簡単にまとめておきます。
リーダーの結束に関しては以前も書きました。
そちらも合わせてご覧下さい。
その1:PEラインとリーダーの結束「簡単FGノット」
その2:【図解版】PEラインとリーダー「簡単FGノット」
その3:【図解版】FGノットがスッポ抜ける場合
この「堀田式FGノット」をベースに書いてみます。
本題に入る前に、一つだけ。
以前、FGノットがすっぽ抜ける場合の記事を書きましたが、この場合の簡単な確認事項を追記しておきます。PEラインを口でくわえてリーダーを編み込む際、上下のどちらからでも開始していいんですが、10~12往復して編み込みを終える際は、開始した方向で終わりにする。
例えば、編み込みを上側から始めたら、最後は上側を編み込んで終わりにする。
こうする事によって、自然に「その3」の状態になります。
すっぽ抜けるという場合、上から編み込みを始めて下側を編み込んだ時点で終了している。
この場合が殆どだと思います。
さてさて。
それでは本題へ。
※これまた、個人的な感想なんで、これが正解とか言うつもりはありませんので、予めご了承くださいませ。
ライン強度を極力維持したままノットを組むには。
簡単な答えかも知れませんが、これは「一つ一つの工程を丁寧に行う」事で可能になります。
工程のポイントとしては2カ所。
編み込み時と、ハーフヒッチの時。
ここを丁寧に処理すれば、結束強度は上げられるようです。
口でくわえてるPE本線に対してリーダーを編み込んでいく際、1回1回キチンと編み込みの密度を高める事。具体的には、PE本線にリーダーをくぐらせた後、リーダーの余り部分とリーダーの本線部分が一直線になるように。
1回くぐらせるたびに、キチンとリーダーを一直線にする。
これを繰り返して、上下で10~12セット。
リーダーの余り部分と本線を一直線にする事により、編み込みの密度が濃くなります。逆に、ここを雑に編み込むと結束強度は落ちます。
最初の上下ワンセットを終えた際、編み込み部分を指でつまんで手の方(リーダー本線側)にズラしてから編み込みを続けると、ある程度テンションが掛りやすくなるので、編み込む為に動かしているリーダーの余り部分を本線と一直線にすれば、自然に編み込み間が詰まってくれます。※テンションを掛け過ぎた状態で一直線にすると、編み込み部分を越えてしまう事があるので、1回1回確認しながら編み込んで下さい。
リーダーの編み込みが終わった際、締め込む前にハーフヒッチを掛けますが、この時にガッツリ力を入れながらハーフヒッチを掛けると、編み込み部分とハーフヒッチ部分がウニョっとなって、結束強度が落ちます。
なので、ハーフヒッチの締め込み力加減は、ガッツリでは無く程々に。
ライン同士を手に巻いて両方をギュっと引っ張ると締め込み過ぎになります。手に巻き付けず、引っ張れる範囲で力を掛ければ丁度位になるんじゃないでしょうか。
自分は、グローブをつけてノットを組んでいますが、締め込んだ際手の中でPEが滑るか滑らないか程度の力加減です。
この後に、PE本線とリーダー本線をジワ~っと引っ張り、編み込み部分の色が変わるまで締め込みます。後は、ハーフヒッチを数回掛けてエンドノットで終了ですが、この際のハーフヒッチもガッツリとガチガチに引っ張るのでは無く、あくまでもPEが滑るか滑らないか程度の力加減。
特に、エンドノットでガッツリ締め込むと、結束部分の強度が下がり、この部分からパチンと切れてしまいます。※以前の記事で、しんぱくさんがコメントに書いてくれてましたね。
後は気分的なものですが、PEラインの余りをカットする際、少しだけ長めに切り落として、切り口をサッとだけライターであぶってササクレをまとめています。
少し長くなりましたが、これらの部分に気を付けると、ノット強度は格段に上がります。逆に、この部分を雑に作業すると、ノット強度は極端に下がります。キチンと組んだ際の強度は96~97%程度ですが、雑に組むと80~75%まで一気に下がります。
直強力が強いラインを使ってる場合は、それ程シビアな問題でも無いのかもしれませんが、どんなラインを使っていても、ノット強度は高い方がいいと思います。
気が向いたら、試してみて下さい!!(^^ゞ
FGノットを更に分かりやすく図解!!
FGノット関連の記事は、数年前に複数投稿していますが、実際のラインを使って図解しているため、解説が分かりづらい部分もあるようなので、手芸用の太い紐を使って、FGノットの要点を総まとめした記事を、新たに書いてみました。
※追加記事
「【簡単FGノット】強度を高めスッポ抜けを防ぐ結び方のコツ!」
上記記事の冒頭で、今までに書いたFGノット関連のリンクを貼ってありますので、補助的に読んで頂けると一層分かりやすいかと思います。ちょっとしたコツを掴めば、強固なFGノットを組めるようになるので、興味のある方はチェックしてみて下さい。※2016/05/07:追記
2019年・FGノット追記
現在更新中の新ブログ『まころぐ』にて、FGノットに関する新しい記事を投稿しました。短時間の動画も掲載してありますので、こちらの記事を合わせてご覧頂けると、詳細が分かりやすいかと思います!!
シーバス関連に関するお知らせ
現在、シーバス釣りに関する内容は、新ブログ『まころぐ』にて更新中です。当ブログよりも、丁寧に解説するよう心掛けていますので、宜しければチェックしてみて下さい!!
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。今回の投稿と同じカテゴリーにある、次の記事は「シーバス釣りの失敗しないタモの入れ方とやり取り」、前の記事は 「シャローフィネスの感想・メリット編」となっております。
- イッキ見したドラマ『異世界居酒屋のぶ』は惹き込まれる世界観でオススメ!! 2024年9月29日
- 【車の傷】リアバンパーを自分で修理!作業手順とコツを解説!! 2024年9月15日
- 関西からの夏休み旅行に最適!大型プール『ラグナシア』と『変なホテル』を紹介&レビュー!! 2024年9月8日
- シーバス釣り総まとめ!釣果アップから注意事項まで55項目!! 2024年8月12日
- イッキ見したドラマ『弁当屋さんのおもてなし』は心が疲れた時にオススメ! 2024年8月7日
ライターであぶるトコ以外は大体同じですね。
僕も色々試した結果、1つ1つ丁寧にする事を心がけてます。
一番の肝は「締めこむ際のラインの色が変わるまで」ここの具合ですね。
ここが甘くてもダメですね。
さて、おすすめのライン使いましたがいいですね~!!
0.8にしましたがかなり強度があるようで、やはり0.6が使ってみたいです。
MAXに置いて無かったんですが、取り寄せてもらいます。
マックスに0.6号無かったですね。
実は、2~3日前に行った時に、0.6号の在庫があったら
危うくリールを購入するとこでした(笑)
とりあえずは、現状維持で落ち着こうかと思ってますが…(^_^;)
締め込む際、編み込み回数が多すぎると色が変わりきらないですよね。
なので、自分は10~12回程度の編み込みでやってますが…。
それにしても、最近ノット組み過ぎて手が痛い…(^_^;)
ノットの検索から流れてきました。
先日、PE4号+フロロ40lb(堀田式FG)で根がかりした際
編み込みの後ろの部分でプッツリ切れてしまいました。
強度的にせめてリーダーの先で切れて欲しかったんで
自分のノットに疑問を感じていました。
記事を拝見すると編み込みの後のハーフピッチ、エンドノットの
締め込みが強すぎるようです。
スキルアップできそうです。早速今晩ノットを組んで
明朝試してみます。
ありがとうございました。
ノットの強度に関してですが、やはり編み込みの密度。
ハーフピッチやエンドノットの力加減で大きく変わってくると思います。
後は、丁寧に組み上げるなら、リーダーを切り落とした後のデッパリの処理をした方がいいかも知れません。ハーフピッチでデッパリを結び込んで、PE本線にも少しだけハーフピッチを掛けて保護しておく。
これでも変わってくるかと思います。
ハーフピッチやエンドノットの力加減を色々と試して
頃合の加減を見つけてみて下さい。
それでは、失礼します!