リールのライン交換!下巻き量を適切に調整する方法!!

リールの下巻きを計算せずスプールぴったりに調整する方法!

シェアして頂けると嬉しいです!!

はい。
今回は、ラインを交換する際の下巻きについて。

スプールに巻かれているライン量が適切であれば、バタつきや摩擦が少なくなる為、キャストの飛距離が伸びる。そんなイメージのあるスピニングリールですが、浅溝タイプのスプール以外は、「下巻き」と呼ばれるカサ増し作業を行ってから、PEラインを巻いて使用します。

ライン交換の際、今までと違う太さに巻き替える場合は注意が必要で、下巻きの調整を忘れて作業をすれば、新品ラインを巻ききれず余らせてしまうか、ラインの長さが不足し、余分なスペースがスプールに出来てしまう事に。

下巻きに関しては、使用しているリールのラインキャパと、これから使うPEラインの太さから、不足してくるラインの長さを計算する方法が挙げられます。ただ、下巻き量を計算するのも面倒ですし、巻取りの力加減によっても誤差が出る可能性も。

なので、多少の手間は掛かってしまいますが、細々とした計算は行わず、現物合わせでピッタリと合わせる方法について、簡単にまとめてみたいと思います。

リールの下巻き調整に必要なもの

通常のライン交換に使う、リールとロッドのセット・巻き替える新品のラインに加え、下巻きに使う安価なボビン巻きラインと、使い終わった後のラインケース。※空のケースが無い場合、作業中に空いたケースを使えば大丈夫です。

必要な物
スピニングリール・下巻き

リールとロッド
リールとロッド

新品と使用済みケース
交換するラインと空ケース

下巻きに使うライン
ボビン巻きライン

下巻きに使うラインは、安価な物で問題ありませんが、これから巻きつける号数と近い物を用意して、下巻き部分の凹凸が大きくならないように気を配ります。※今回は、手元にあった戴き物のナイロンラインを使っています。

また、作業の途中にはラインを移し替える工程があるので、フィッシングツールのリサイクラーがあれば便利かと。自分の場合、リサイクラーを持っていないので、インパクトドライバーを代用して使っています。

PEラインから巻き始める

下巻きの調整に必要な物が揃えば、まずは新品のPEラインをスプールに巻いていきます。ラインの巻き方は、過去に書いた「スピニングリール・ラインの巻き方と交換方法」という記事を参考にしてみて下さい。

交換する新品のライン
PEラインを準備

スプールへ巻きつける
PEラインを巻く

PEラインの巻き終わり
テープで止める

特に難しい事は考えず、いつも通りラインを巻いていけばオッケーです。PEラインの巻きつけが終われば、ラインの端っこをマスキングテープで微かに仮止めし、次の工程へ移ります。※仮止めにセロテープを使うと、必要以上にくっついてしまう事があります。

下巻き用のナイロンラインを巻く

PEラインを巻いた上から、下巻き用のナイロンラインを結束し、スプールのラインキャパに対して、適量になるように巻いていきます。この場合も難しく考えず、PEラインの上からナイロンラインを巻いてく感覚でオッケーです。

ナイロンラインを準備
ナイロンラインを準備

ナイロンラインを巻く
ナイロンラインを巻く

ラインの巻き過ぎに注意
ラインの巻き過ぎに注意

ナイロンラインを巻きつけた分量が、最終的な仕上がりのイメージとなるので、スプールから溢れないよう、適切なマージンを確保しておきます。この工程でラインを巻き過ぎると、移し替えながら巻き直した際、PEラインを余らせてしまう事になります。

また、ラインキャパを超えて巻きつけてしまうと、釣行時のライントラブルにも繋がります。過去に書いた「スピニングリールのライントラブルを減らす方法」という記事を参考に、適切な糸巻き量に調節して下さい。

スプールからラインを巻き取る

ナイロンラインを巻き終われば、空のラインケースを使って、スプールに巻いたナイロンラインから巻き取っていきます。※今回は、インパクトドライバーにティッシュを巻き、回転速度を調整しながら巻き取っています。

ナイロンラインを巻き取る
ナイロンラインを巻き取り

ラインを巻き取り中
ラインを巻き取り中

ナイロンラインの巻取りが終われば、PEラインの仮止めを剥がし、もう一方の空ケースにPEラインを巻き取ります。こういった作業を行う頻度が高ければ、やはり「リサイクラー」を持っていた方が便利ですね。

通常のライン交換を行い完成!!

空ケースへの巻き直しが終われば、通常のライン交換と同じく、ナイロンライン・PEラインの順番で、スプールに巻きつけてあげれば完了です。力加減が変わってしまうと、ラインの厚みに影響が出るので、調整時と同じ感覚で仕上げて下さい。

下巻き(ナイロンライン)を巻く
下巻きを巻きつけ

PEラインを巻く
PEラインを巻きつけ

スプールにピッタリ!
スプールにピッタリ

今回のように手作業で行う場合、力加減の変化によって微妙な誤差が出るかも知れませんが、気になるようであれば、次回のライン交換時に「下巻き量を増減する」といった感じで、ラインキャパを微調整すれば良いかと思います。

下巻きを計算せずピッタリに調整・まとめ

下巻き量を計算したり、巻取り回数を数えたりといった作業が面倒だったので、ラインを移し替える手間は掛かってしまいますが、現物合わせで下巻きを調整してみました。文章で書くと長くなってしまったものの、作業自体は単純。

1. PEラインを巻く
2. 下巻き用ラインを巻く
3. 適切なライン量で切る
4. 下巻き用ラインを移し替える
5. PEラインを移し替える
6. PEラインを巻く⇛ 下巻き用ラインを巻く
7. 下巻き用ラインを巻く⇛ PEラインを巻く
8. 確認して完了

要は、下巻きの量をスプールに合わせ、適切な部分でカット。後は、ラインを移し替えながら、通常の交換作業を行うといった感じかと。

こんなに面倒な作業をしなくても、ライン交換時に釣具屋さんでお願いすれば、ササッと下巻きから調節してもらえますが、自分が使っているリールを知る為にも、一度はチャレンジしておいて損は無いかもしれませんね。

他人任せでは無く、自分好みのライン量に合わせる事ができますし、手間が掛かると言っても、頻度の高い作業でも無いですし…。

細かい部分かも知れませんが、こういった地味な微調整を行う事によって、投げたルアーが少しだけ遠くに着水するとなれば、こだわってみても面白い部分かと思います。

2019年・下巻きに関する追記
現在、更新中の新ブログ『まころぐ』にて、スピニングリールの下巻きに関する内容をリライト投稿しました。こちらの記事を合わせてご覧頂けると、詳細が分かりやすいかと思いますので、宜しければチェックしてみて下さい!!

シーバス関連に関するお知らせ
現在、シーバス釣りに関する内容は、新ブログ『まころぐ』にて更新中です。当ブログよりも、丁寧に解説するよう心掛けていますので、宜しければチェックしてみて下さい!!

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。今回の投稿と同じカテゴリーにある、次の記事は「」、前の記事は 「」となっております。

また、このカテゴリーが含まれている 「シーバス釣り」ジャンルには 「735件」 の投稿があります。カテゴリー内での人気記事や、ブログの最新記事リストも記載しておきますので、宜しければ合わせてご覧くださいませ。

シェアして頂けると嬉しいです!!

Comment

お気軽にコメント下さい
  1. comment-user
    2016年2月14日 AM 6:48

    ワタクシもこういった方法でやってます。
    電動ドライバー使用は最近知りましたので、今まではひたすら手巻きでやってました。笑

    基本、私は釣具屋さんにも頼まないです。
    理由は好みの巻き量で無かったり、下巻きの力加減が気に入らなかったり、結構、店員がテキトーにやってる方が多いので。

    何事も自分でやる!
    コレが一番良いですね〜。(≧∇≦)

    • comment-user
      MACO
      2016年2月14日 PM 9:52

      基本、私は釣具屋さんに頼みますよ…(笑

      というのは冗談ですが、その時の気分次第という感じですかね~。今はマックスが時短営業なので、深夜に持って行けず…。自分でやるしか無いので、のんびりと巻き直してみました!!(^_^;)

      それよりも、手巻きって!
      ちょっとした拷問ですやん!!(笑

      こういう作業をする時は、リサイクラーがあればと思うんですが…。imaルアー2個分程度の価格で買えるのに、何故か購入を見送ってしまいます~(^_^;)

  2. comment-user
    2016年2月17日 PM 1:11

    なるほどの工程ですね〜
    私は第一精工のリサイクラーを使って巻き替えてますが、計算方式で微妙に残ったり足りなかったりしてました。

    まさに、合理的!

    また、電工ドリルを使うのもなるほどですね。リサイクラー使うよりも楽ですよ、こっちの方が(^^)

    ライトゲームのスプールの巻き替えは、ラインが細すぎて調整が難航してた所なので、この方法試させてもらいます。
    ライトラインは巻き替え頻度が高いですからね〜(^^;;

    • comment-user
      MACO
      2016年2月17日 PM 8:59

      ピッタリに巻く工程は、こんな感じでやってますが…。

      リサイクラーをお持ちであれば、電動の工具よりもリサイクラーを使った方が、作業しやすいと思いますよ~。回転の速度調節は難しいですし、巻取り部を整えるのも神経使いますし…(^_^;)

      この方法であれば、ほぼピッタリに巻くことが出来ますが、リサイクラーの力加減を設定して、統一された負荷を掛けつつ巻き取った方が、より正確に巻けると思います!!(^^ゞ

  3. comment-user
    匿名
    2016年6月18日 PM 9:21

    とっても参考になりました。
    まとめの項目6と7が内容逆になってるので修正をお願いします。

    • comment-user
      MACO
      2016年6月18日 PM 10:02

      ご指摘ありがとうございます!!

      一番最後のまとめ部分、6と7が逆になっている件ですが、早速修正しておきました!!教えて頂かなければ、そのままになっていたと思います。この度は、ありがとうございました!!

お名前(ペンネーム)

あなたのBLOG URL ※無記入でもOK!

コメント記入欄

※コメント欄の『利用規約』を読み、本規約の内容を承諾してから送信下さい。

※初めてコメント欄を利用される場合、管理者の認証を受けた後ブログへ表示されます。
SHARE RANKING
※10月13日現在、同じカテゴリー内にて、主要SNSでのシェア数合計が多い投稿のランキングです。
SHARE シェアして頂けると嬉しいです!!