【図解版】FGノットがスッポ抜ける場合
- 投稿日2013.04.28
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はい。
今回はリーダーの話。
リーダーの結束に関しては以前も書きました。
その1:PEラインとリーダーの結束「簡単FGノット」21,599 PV
その2:【図解版】PEラインとリーダー「簡単FGノット」28,450PV
※PVは2013/04/28日現在のもの。
これらの記事が、当ブログでアクセス数が多い記事になっているんですが、PEラインとショックリーダーを結束する際にお手軽・簡単なFGノット(堀田式FGノット)の記事です。
ほぼ2年以上前の記事ですが、どちらにも日々アクセスがあります。
そんな中、FGノットが「スッポ抜ける」「締め込み時に抜ける」という検索ワードも多いようで。実は、先日の数ヵ月ぶり久々釣行の際、自分もFGノットを組んだんですが、締め込み時にスルっと抜けました。
久しぶりにやると、忘れてるもんですね~(^_^;)
ノットの話が話題にのぼった事もあり、タイミング的にも丁度良かったんで、すっぽ抜ける場合は何処が違うのかを記事しておきます。
VARIVAS シーバス ショックリーダー (フロロカーボン)
プレミアムフロロカーボンを採用することで、感度、強度、耐摩耗性などを最高レベルで実現。伸びの少なさは、ボトム系やキビキビ系ルアーにぴったり。さらに新開発の薄型平行巻きスプールにより、高いクオリティも獲得したフロロ製ショックリーダーです。
※今回は16lbを使用
東レインターナショナル(TORAY) シーバスPE パワーゲーム
エキスパート化するシーバスゲームに完全対応。今までにないキャスティング性と操作性を体感できる0.6号を追加。直強力・感度・耐久性の全てにおいて他の追随を許さない!シーバスPE F0(エフゼロ)で培った8本ブレイド設計の特性をそのままに、直強力・感度・表面平滑性を向上。当社比20%アップの直強力が、不意な大物にも対応します。ガイドとの摩擦抵抗を軽減し「より遠く」のポイント攻略の鍵となる飛距離も飛躍的に向上。150m巻のボリュームで、サーフ・磯・湾奥・ボートなど様々なシチュエーションをカバー出来ます。夜のフィッシングタイムに最適な高視認性のホワイトカラーを採用。
※今回は0.8号を使用
ではでは。
本題へ。
最初の工程は、PEラインとショックリーダーを編み込んでいきます。この工程は【図解版】PEラインとリーダー「簡単FGノット」を参照。編み込みの際に、口にくわえているPEとPEの始点、ショックリーダーの編み込み部分を「逆くの字」にして作業を進めると、編み込んでいる最中も綺麗に整い締まりやすいです。
まずは、締め込み時にスッポ抜ける場合の失敗例。締め込み時に抜ける場合、ハーフヒッチを掛ける際この部分が間違っていると思います。逆に言えば、この部分さえあっていれば、強固なノットが出来上がります。スッポ抜ける原因は、上記の図のように「口でくわえていた余りPE」で、リーダーと本線を包み込むようにハーフヒッチを掛けた場合。この場合は、締め込み時にスルスルっと編み込み部分が抜けてしまいます。
締め込み時に抜けないようにするには、上記の図のように「PEライン本線」と「ショックリーダー」の間から、「口でくわえていた余りPE」が出ている状態でハーフヒッチを掛ける。こうすれば、締め込み時にガッチリと締まります。些細な事ですが、ここを間違えると抜けてしまいます。
上記の図のように、「PEライン本線」と「ショックリーダー」の間から、「口でくわえていた余りPE」が出ている状態でハーフヒッチを掛けたら、次はPEとリーダーを締め込んでいきます。素手で締め込むと、ラインが食い込み怪我をする可能性がありますので、グローブか水に濡らしたティッシュ等で、ラインと指の接触部分を保護して下さい。準備が終われば、編み込み部分を軽く舐めて、「リーダー本線」と「PE本線」をゆっくりと力を入れて引っ張り、編み込み部分を締め込みます。目安としては、編み込み部分のPEの色が変わる(透明に近づく)まで締め込んで下さい。
上記は締め込んだ後の写真です。少し分かりにくいかもしれませんが、編み込み部分の色が変わり強固に固定されています。ハーフヒッチの掛け方を間違っていなければ、ここでスッポ抜ける事はありません。後は、PEの余り部分でリーダーとPE本線を包み込むようにハーフヒッチを数回掛けて、最後にエンドノット(ハーフヒッチの輪を2~3回くぐらせる)で完了です。
PEラインの余りとショックリーダーの余りを切り落とせば、簡単FGノットの完成です。時間があれば、PEラインの余りを切り落とす前に、余り部分でPEライン本線にハーフヒッチを掛けて、リーダーの切れ端から保護をすればいいと思います。
これで「簡単FGノット三部作」は終了です。この記事だけでは分かりにくいと思いますので、過去の記事も合わせて参考にして下さい。締め込み時やキャスト時にスッポ抜ける場合、この記事の「工程3」の部分が違うからだと思われます。釣り場で結束し直す場合も1~2分で完成するお手軽ノットなので、宜しければ参考にして下さいませ。
※2013/07/28追記 FGノットの強度を高める為に
FGノットを更に分かりやすく図解!!
FGノット関連の記事は、数年前に複数投稿していますが、実際のラインを使って図解しているため、解説が分かりづらい部分もあるようなので、手芸用の太い紐を使って、FGノットの要点を総まとめした記事を、新たに書いてみました。
※追加記事
「【簡単FGノット】強度を高めスッポ抜けを防ぐ結び方のコツ!」
上記記事の冒頭で、今までに書いたFGノット関連のリンクを貼ってありますので、補助的に読んで頂けると一層分かりやすいかと思います。ちょっとしたコツを掴めば、強固なFGノットを組めるようになるので、興味のある方はチェックしてみて下さい。※2016/05/07:追記
2019年・FGノット追記
現在更新中の新ブログ『まころぐ』にて、FGノットに関する新しい記事を投稿しました。短時間の動画も掲載してありますので、こちらの記事を合わせてご覧頂けると、詳細が分かりやすいかと思います!!
シーバス関連に関するお知らせ
現在、シーバス釣りに関する内容は、新ブログ『まころぐ』にて更新中です。当ブログよりも、丁寧に解説するよう心掛けていますので、宜しければチェックしてみて下さい!!
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。今回の投稿と同じカテゴリーにある、次の記事は「シーバス・使用後のルアー&リール洗い方・メンテナンス」、前の記事は 「シーバスをバラさない為のやり取り」となっております。
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ありがとうございます(笑)
不器用なうちでもよく解りました(  ̄▽ ̄)
ちょうどタイミングが良かったんで、記事にしてみました!!
是非、強度を確認してください!!
勿論、根掛りで!!(笑)
すっぽ抜けは一回もないです。
それよりも高切れしたのを回収できた時に判ったのですが、結束したエンドで切れてた事が何回かありました。
締めこみすぎ?みたいな事もあるんですかね~?
MACOさん式採用の僕から一つ注意点が。
この編みこみきれいに締まって編めるからこそなんですが、編みこんでいくと当然PEが短くなっていくのですがその際に「く」の字のテンションがどんどん掛かってくるのでそれをうまく調整しないと長く編みこみすると最後だけ締まって最初の方あまり締まらないので注意が必要です。
最初からもあんまりテンションかけすぎない方があとで締めこんだときに全体に綺麗に締まります。
という事で、
・全体的に編みこみでテンションかけすぎず、均一に
・行って帰って1セットで10回くらいの編みこみでとどめる
この2点注意すると綺麗にできますよ。
自分もすっぽ抜けは無かったんですが、こないだ久々に釣行の用意をしてたら、何度やっても締め込み時にスルスルと抜けて…。
見てたテレビ消して、しばらく真剣に考えました(笑)
結束したエンドで切れた事は無いですね~。
急激に力が掛るとパチンと切れる事はありますが、キャストや寄せてくる段階では切れないと思います。
編み込みは、しんぱくさんのおっしゃるように、10回程度が良さそうですね。それを越えると、編み込み部分の色が変わらない所が出てきますし。
私、締め込みすぎなのかたまにリーダーの方が曲がってコブになったりすることがあります
あ!
それありますね~!!
そうなったら自分は、リーダーとPEを引っ張って無理矢理真っすぐにして、なにも無かった事にしています(笑)
すいません質問なんですが
すっぽぬけしない成功のハーフヒッチは
PE 余り線でリーダー余り線のみを
ハーフヒッチしてあげればいいということでしょうか?
ハーフヒッチに関してですが、リーダーの余り部分だけでは無く、PE本線とリーダーの余り部分に対して、PEの余りでハーフヒッチを掛けます。
PEの本線とリーダー余り部分をひとまとめにしてつまみ、PEの余りでグルンと輪っかをかけながら結ぶイメージです。
締め込む際に抜けてしまうようであれば、記事の図を参考に、PE余りのポジションを確認してみて下さい~!!
昔の記事へのご質問ですいません!
たぶん上のじべさんと同じ点でつまづいたと思うのですが、
3.PE本線とリーダー余りの間にPE余りを持ってきてから、ハーフヒッチ
という状態がいまいち理解できません。
間にもってきても、その後PE本線とリーダー余りをひとまとめにしてハーフヒッチをかけようとしたら、結局包むようにハーフヒッチするのと変わらないように思えてしまい。。。
ハーフヒッチのための輪を作ったあと、PE余りを通す先が、PE本線とリーダー余りの間なのかなぁ、とか。申し訳ございませんが、解説頂けませんでしょうか。
コメントありがとう御座います!!
若干分かりにくい解説で申し訳ないです!!(^_^;)
ハーフヒッチを掛ける部分に関してですが、がっちゃんさんが書いておられるように、「PE本線とリーダー余りをひとまとめにして包むようにハーフヒッチ」で間違いありません。
工程【4.FGノットの締め込み】に掲載してある写真のように、口にくわえていた『PEの余り』部分を、「PE本線」と「リーダー余り」で挟んでいる状態にし、「PE本線」と「リーダー余り」を、『PEの余り』で包み込むようにしながらハーフヒッチを掛けます。
言葉にすると難しく聞こえますが、④のT字になっている写真の状態から、『PEの余り』で「PE本線」と「リーダー余り」を括ってしまうイメージです。
この後に締め込めば、結束部分はズルズルと動かなくなるはずですが、上手くいかないでしょうか??
実際のラインでは無く、太い糸か何かで解説出来れば分かりやすいのですが…。時間が掛かってしまうかもしれませんが、空いている時間を見つけて追記の解説記事を書いてみたいと思いますので、気長にお待ち下さいませ。
ありがとうございます。ハーフヒッチをかける前に、一度PE本線とリーダー余りの間にPE余りを持ってきて、それから包んでいく、でいいのかな?
何となく理解できました!丁寧なご返信大変ありがとうございます
まさに、その通りだと思います。
ノットを掛けている際、真上から見ることは出来ませんが、イメージとしては「の」の字ような感じで、やはり工程【4.FGノットの締め込み】に掲載してある写真の状態から、包み込むようにハーフヒッチを掛けるのが分かりやすいかと。
もう少し分かりやすく解説できるよう、太めの紐を買ってみたので、近々記事にしてみたいと思います~!(^^ゞ