PEラインの太さによるルアーの飛距離を比較
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はい。
今回は、ライン径による飛距離の違いについて。
遠くへ投げる事が出来れば、探れる範囲が広がるので、シーバス釣りでの飛距離は重要な要素だと思いますが、使用するラインやロッドによって、ルアーの飛距離は変わってきます。
現在は遊ぶ場所が決まっているので、飛距離よりも強度を優先して1.5号を巻いていますが、過去記事を読み直しながら思い出してみると、想像以上に違いが出ている事に気がついたので、ライン径による具体的な数値を書いてみたいと思います。
使っている道具は殆ど同じですが、投げている場所や時期が異なるので、この太さでこの飛距離という訳では無く、全体的な違いの参考程度に読んでみて下さい。
飛距離の計測方法について
ロッドは8.7フィート、ラインはシーバスPEパワーゲーム、比較に使ったルアーは、登場機会の多いチビ冷音を共通で使用。計測方法は、前回書いたリールの巻取り量から算出。具体的な方法は、前回の記事を参照して下さい。
※参照記事
「ルアーの飛距離計測とシーバスが釣れる場所の探り方」
同じ条件の元で行った比較では無く、釣行のついでに数えた記憶での比較となりますので、リールに巻いてあるライン残量や、キャストの加減にバラつきもあります。実際に計測すると、大きな誤差があるかも知れませんが、予めご了承下さいませ。
PEライン1.5号の飛距離
チビ冷音飛距離:45~50メートル前後
現在の状態で測ってみたところ、調子良く飛んだと感じるキャストでも、実際に数えてみると、有効範囲は45~50メートル前後と、思ったよりも飛んでいないのが正直な印象。ただ、最近は飛距離を必要とする機会が少ないので、特に困る事はありません。
この太さの魅力は、何といっても根掛かりに強い事かと。何度か記事にしていますが、ルアーを失くしてしまう事が無くなり、根掛かりした時の安心感が違います。
※参照記事
「今年も根掛かり回収率は100%!ルアーロストを減らすコツ!!」
気になる点を挙げるとすれば、飛距離よりもライン径による水中への影響かと。細糸を使う場合よりも、水中での抵抗は増えますし、ラインの存在感も大きくなる気がします。ただ、釣行頻度が多く無いので、この辺りの話しは、体感して掴めていないのが現状です。
PEライン0.8号の飛距離
チビ冷音飛距離:55~60メートル前後
調子良く飛んだと感じるキャストで65メートル前後、平均すると55~60メートル程度の飛距離になると思いますが、この位の飛距離が出れば、釣り場で困る事は殆ど無いような気がします。
良型のシーバスを掛けた際も、ラインを気にする事無くやり取り出来ますし、強引に向きを変えても問題ない。根掛かりに関しては、回収出来ない事もあったり、瞬間的に大きな力が掛かると、耐え切れない事もあります。
ただ、チビ冷音以外のルアーを使った場合や、ラインの強度を総合的に考えると、1.0~0.8号辺りの太さが、飛距離・強度といった実用的なバランスが、つり合っているかと思います。
PEライン0.6号の飛距離
チビ冷音飛距離:70~75メートル前後
シーバスPEパワーゲームの0.6号が販売された当時、実際に使ってみた太さですが、プラシーボ効果では無く、体感して分かるほどの違いが出ました。調子良く飛んだキャストで70メートル後半、平均すると70メートル前半の飛距離になると思います。
使い始めた頃は、ラインの強度に不安がありましたが、70UPのシーバスや大きなボラ・鯉を掛けても、これといった問題は起こりませんでした。
※参照記事
「シーバスPEパワーゲーム 12lb(0.6号)を使ってみました!」
基本的に、0.8号と同じ感覚で使えて、飛距離は伸びるといったイメージですが、ライン径が細くなっているだけに、何気ない動作でスパっと切れてしまう事があるので、ラインチェックや取り扱いには注意が必要になります。
シャローフィネス0.4号の飛距離
チビ冷音飛距離:85~90メートル前後
専用のタックルとセッティングで、0.4号の細糸を使用して飛距離を伸ばす、シャローフィネスという釣り方ですが、0.6号では微妙に届かない場所や、別の角度からアプローチする為に、釣り場を限定して使った事があります。
この時の飛距離は、調子良く飛ぶと100メートル弱、平均すると90メートル前後と、未知の領域を見た気がします。
※参照記事
「シャローフィネスの感想・今後の課題編」
過去記事の終盤に、シャローフィネスについて書いた記事をまとめてありますが、キッチリと準備してあげれば、大きな鯉も寄せられるものの、メンテナンスやラインシステム、釣り場の選定に、魚を掛けた際のやり取り等、かなりの神経を使います。
PEラインの太さによる飛距離を比較・まとめ
今回は、1.5号から0.4号までの飛距離について書いてみましたが、それぞれの太さでメリットやデメリットがあります。特に、最後に紹介したシャローフィネスは、釣り人の性格や、使用する釣り場を選ぶシステムかと。
ただ、チビ冷音を使って90メートル先の魚を掛けても、穫れるかどうかは別の話になるので、ルアーを大遠投する為のシャローフィネスでは無く、普段使っているプラグを数メートル先へ届けるイメージになると思います。
そうなってくると、一定範囲外へ大遠投する魅力も減少するので、ライン径だけをピックアップした飛距離の場合、60から70メートル程度飛べば御の字ではないでしょうか。
実用的な使い方で考えると、1メートルでも遠くへ飛ばす、ゴルフのドラコンのような最大飛距離が重要では無く、使用頻度の高いルアーを、普段遊んでいる釣り場の捕食スポットへ送り込めて、掛けたシーバスを釣り上げる事が出来るバランスが大切。
ルアーの飛距離に関する検索ワードが多いようですが、遠くで掛ければ力の伝わり方も弱くなるので、使用フックや合わせ方にも、工夫が必要になってくると思います。
シーバス関連に関するお知らせ
現在、シーバス釣りに関する内容は、新ブログ『まころぐ』にて更新中です。当ブログよりも、丁寧に解説するよう心掛けていますので、宜しければチェックしてみて下さい!!
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。今回の投稿と同じカテゴリーにある、次の記事は「ルアー釣りに便利な釣り具!スプリットリングPEシザーズ!!」、前の記事は 「3歳児でもルアーキャストが可能!?パトラキャストについて!!」となっております。
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釣りを始めた時は細い糸に流れた事もありましたね〜
0.6号以下になると、スプールから出て行く時の抵抗も減るし、ガイドを抜ける時の抵抗も減るので別次元の飛距離になりますね。
でも、遠くで掛けた魚にしっかりフッキング出来るのか?や、障害物の事を考えると、やはり0.8〜1.0に落ち着きますね。
ベイトだと、流れを利用したラインドリフトも出来るので、最近は2.0号を愛用していますが、スピニングには合わない感じです。
ラインも何年もやってくると、かなり落ち着くところに落ち着く感じですね。
シーバスPEパワーゲームは、今のところ最高のラインだと思います(^^)
GONTAさんのブログに、コメントを入れたタイミングとかぶったので、ちょっとだけ運命を感じました!(笑
飛距離を重視するのであれば、シーバスPEパワーゲームの0.6号は使えると思いますが、トータル的なバランスで選ぶと、0.8号辺りが使いやすいですよね。※まぁ、0.6号を投げた時の驚きは忘れられませんが…。
シャローフィネスでチビ冷音を投げた時、簡単に河川の対岸まで届いたので驚きましたが、100メートル近く飛ぶと、重いルアーでフッキングが効くのか疑問ですし、巻取り回数を数えるのも大変です(笑
ベイトには、4~2号を巻いてましたが、太い方が使いやすいイメージがありました。スピニングに巻いた事は無いですが、多分使いづらいでしょうね…(^_^;)
本来なら、現在遊んでいる場所のピークが終われば、冬やバチシーズンを見据えて、0.8号辺りに巻き替えたいところですが、「寒い季節に釣りに行くのか」という素朴な疑問があるので、様子を見ながら交換する事にします!(笑
地元界隈でメバリングできればいいのですが、そう言うポイントは近くてポーアイ。
ライトゲームの獲物はガシリングくらいになっちゃうので、冬場は釣りに出にくいですね〜
基本的に、年がら年中シーバスしか対象にしていないので、今のところライトゲームは頭にありませんが…。ガイドが凍る気温の中、ボウズ覚悟でシーバスを追いかけるガッツは、無くなってしまったような気も…(笑
まぁ、釣れれば大きいんでしょうけど…。クリスマスやら年末年始にかけて、一旦竿を置くと、しばらくの間は冬眠しそうです~!!(笑