黒い接着剤で修理

ルアーの破損やひび割れを簡単に修理!その②・黒い瞬間接着剤編

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はい。
今回も、ルアーのひび割れを修理するお話。

前回の投稿で光硬化パテを使ったルアーの修理方法を書きましたが、今回はそれよりも一手間減らした修理方法を書いてみたいと思います。

光硬化パテで手間となるのは、表面のベタつきを拭き取る工程。
※それほど手間でもないんですが…。

今回は、その工程をすっ飛ばせます。

使用するのはコレ!!
黒い接着剤で修理

黒い瞬間接着剤瞬着硬化スプレーです。
どちらのアイテムもWAVE(ウェーブ)から販売されています。

まずは特徴から。

パテのように使える瞬間接着剤
接着剤をつけた箇所がはっきりわかるような黒色で、作業性が良好です。また硬すぎず柔らかすぎず、カッターやヤスリでサクサク削れますので、後加工がラクです。

粘度が高めのため、タレにくく、接着剤が流れすぎることがありません。ヒケやピンホール、スジ彫りなどに充てんし、従来のラッカーパテのような使い方で使用することができます。※瞬着硬化スプレーを併用することにより、作業スピードをUPさせることができます。

もちろん通常の瞬間接着剤としてもご使用いただけます。

引用元 :『黒い瞬間接着剤・WAVE(ウェーブ)』

プシュッ!とひと噴き、サッと固まる!
瞬間接着剤の硬化時間をさらに短縮する硬化促進剤です。瞬間接着剤をパーツのすき間、ヒケなどに添付し、サッとひと噴きすれば代用パテとして使用可能です。

引用元 :『瞬着硬化スプレー・WAVE(ウェーブ)』

との事。
※自分には、スジ彫り失敗時の必須アイテムになってます(笑)

黒い瞬間接着剤だけでも作業が出来るんですが、硬化スプレーがあってこそのメリットだと思いますんで、2つでワンセットとお考え下さい。使い方としては、上記の説明にもある通り「パテ」のようなイメージで使う事ができます。

それでは早速。

今回修理するのは…
ルアーのひび割れ

スーサンのイナッコサンダラ。
テール部分に、小さなひび割れがあります。

新品でおろした日、橋脚にブチ当てたので覚えています(汗)
通常なら気にしない程度の傷ですが、ついでなんで修理しておきます。

黒い瞬間接着剤の濃度は…
黒い接着剤

液状ではあるものの、こんな感じで流れてしまう事はありません。

濃度のイメージとしては、おたふくソースよりも少し濃い位。説明にもある通り、濃度が高いので「絞り出した後に流れてしまう」といった心配はありません。

これからの作業の前に、前回の記事でも書いた「事前のヤスリ掛けと洗浄」を行っておけば、これまた食いつきが良くなります。

瞬間接着剤を塗る
黒い接着剤を塗る

ルアーのひび割れ分部に対して、黒い瞬間接着剤の容器を押し当てるようにしながら塗っていきます。

これも前回記事と同様、フワっと盛るだけだとムラになったり、ルアーのひび割れ分部に入りきらなかったりしますので、修理したい分部にグニグニと押し当てながら、丁寧に伸ばして塗り込みます。

塗り込み終了
塗り終わり

今回は分かりやすくする為、結構多い目に盛っています。
実際は、もっと薄くてOK!!

分厚く塗り過ぎたり、ガタガタになってたりすると、硬化した後削るのが大変になりますので、修理したい部分にキッチリと詰まっていれば大丈夫です。

塗り終わったら、フタを閉めて次の作業へ。

次に登場するのが…。

硬化スプレーです!!
硬化スプレー

シュッと一吹き!!
シュっと

硬化完了!!
あっという間に硬化

はい。
これでアッという間に硬化完了!!

凄く簡単で早い!!

黒い瞬間接着剤を塗る厚みにもよりますが、分厚く塗らない限りシュっと一吹きすれば、直後から作業を始めても大丈夫。安全マージンをとって数十秒置くといいかも。

ちなみに…。シュっとする際…。
結構、エゲツナイ臭いがしますのでご了承を(笑)

硬化した後は…
デザインナイフ

デザインナイフでカリカリと削っていきます。

今回は厚めに塗ったのでデザインナイフを使いますが、薄く塗り伸ばした状態であれば紙ヤスリだけでも問題無いかと。ただ、塗り伸ばし後がデコボコしているなら、やっぱりデザインナイフを使った方が楽に作業出来ます。

説明には「硬すぎず柔らかすぎず、カッターやヤスリでサクサク削れる」とありますが、光硬化パテと比べると若干硬い為、削る工程には若干のコツが必要かも?!

ではでは早速…
黒い接着剤を削る

ガリガリと…
黒い接着剤を削る

削って周辺の面と馴染ませていきます。

黒い瞬間接着剤を分厚く塗り過ぎると、「削る」という感覚よりも「割る」といった感覚に近くなりますが…(笑)

ある程度馴染んだら
カンナ掛け

写真のように刃を起こし、カンナ掛けの要領で不要な分部をキュッキュを削り落とします。

刃を起こしすぎたり角度が悪いと、上手に削れず傷だけが残ってしまうので、デザインナイフの角度を調整しながら、気持ちよく削れる角度を見つけて下さい。

不要分部を削ったら…
紙ヤスリで擦る

前回の記事と同様、荒い紙ヤスリから一定方向で擦って、番手の細かい紙ヤスリで傷を消す。
これにて作業は完了です!!

仕上がりはバッチリ!!
完成!!

スーサン

ひび割れの修理が目的でしたが、周囲のヘコミまで綺麗に埋まりました。

お気付きになられた方もいらっしゃると思いますが、あえて「黒い」色の瞬間接着剤を使う最大のメリットがコチラ!!

修復前
ルアーのひび割れ

修復後
完成!!

黒色なので、修復分部がキッチリと埋まっている事を目視で確認できます。

これによって、接着剤が回っていない箇所や、塗りムラがあって上手に補修出来ていない箇所があれば、目で見ただけで分かるようになっています。

光硬化パテで修理したスーサンを見て頂ければ違いが分かりやすいかも??

光硬化パテバージョン
作業分部

手で触ると均等にパテが埋まっているのですが、黒い瞬間接着剤で仕上げた方が、黒の濃淡によってどの分部にどの程度埋まっているのか一目で分かるハズです。

こんな感じで作業は完了です。

光硬化パテと比べ、黒い瞬間接着剤を使用する利点は。

①作業工程を減らせる
②わずか数秒で硬化する
③修理箇所の確認が簡単

の3点。
逆に、デメリットとしては…。

①スプレーが臭う
②削る作業は光硬化パテの方が楽

の2点かと。
※まぁ、デメリットと言う程の物では無いですが。

以上で黒い瞬間接着剤による修理方法を終わりにしますが、作業効率も良く視認もしやすいので、機会があれば是非試してみて下さい。

次回の記事は、まとめ記事として「欠けたルアー」を修理してみたいと思います。

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