潮とタイミングとベイトの関係
- 投稿日2014.11.21
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はい。
今回は、潮とタイミングとベイトのお話。
日頃から色々と考える事が多いテーマなんですが、このブログにコメントを下さるGontaさんが面白い実験をされていたので、こちらでも記事にしてみます。
鶏が先か卵が先か。みたいな内容になってしまいますし、地域差なんかで違いが出てくる話題かもしれませんが、宜しければ適当に読んでみて下さい。
※サムネイルはカメラ撮影記事からの使いまわしのイメージ写真です。
今回のテーマ
今回のテーマを簡単にまとめると、シーバスが釣れる条件として大事なのは、タイドグラフなのか、それとも時間なのか。※表題のベイトに関しては、後で書いてみる事にします。
言葉だけではイメージが湧きにくいので、ザックリながら図を用意してみました。例えば、下図のようなタイドグラフの日。
条件としては、とある大潮の日。タイミングとしては、満潮からの下げ始め。朝日が昇り終え、潮位が+150弱となった午前7時前から時合いが始まり、小一時間の間でシーバスが3匹釣れた日があったとします。釣果に満足してウキウキしながら帰路に着きますが、自宅に戻ってから「なぜ好調だったのか」をふと考える。
潮とタイミング
上記のような場合、好調だった要因として真っ先に思う浮かぶのは、魚の活性が上がっている朝マズメという時間(タイミング)。次に思い浮かぶのは、満潮からの下げ始めという潮の動き。
好調だった大きな要因は、この二つが中心。
太陽の光で水中のプランクトンが活性化し、それを食べているベイトフィッシュが動き出す。更に、潮が動き始めてシーバスの活性も上がってくる。そんな流れが想像できますが、実際にはそれ程単純な話では無く、幾つもの要素が重なって好調な日を作り出してくれます。
例えば、風の強さや風向き、その日の水温だったり、+150という潮位等々。
そうなってくると、疑問として出てくるのが「上げている最中の+150という潮位ではどうなのか」「同じような下げの条件になる同日の20時頃ならどうなのか」「干潮前といった条件が違う時は釣れないのか」その他諸々。
ベイトありきと仮定しての話になりますが、釣れる要素を細分化していくと項目が多過ぎて絞り込めません。
好調・不調の要因
釣れる要素はモグラ叩きのようにコロコロ変わるので、一口に「潮」「時間」といった感じで、一つの要因を取り上げて答えと断定する事が難しい。ただ、釣れた要因を足し算する事は可能で、今回の例であれば…。
朝マズメ+潮の動き+潮位150=シーバス3匹
の様な公式になります。
※ザックリ過ぎますが…(汗
この足し算の要素が増えていく毎に、シーバスの釣れる可能性が高くなる。項目が減ってしまうと、逆に工夫が必要になってくる。そんなイメージではないでしょうか。
そうなってくると、好調・不調の要因を調べる為には、タイミングを変えて同じ場所に通ってみるしかないと思います。ただ、大抵の場合「釣りに出掛けられる曜日や時間」は決まっていたりすると思いますので、時間では無く「潮位と潮の動き」を対象に考えてみます。
大事なのはポイントの特性
今までの経験を思い返してみると、上げ下げといった潮の動きと、釣りをしている最中の潮位によって、魚の釣れ方が変わるという事実はあると思います。ただ、全てのポイントが同じ条件で釣りやすいかというと、そういう訳ではありません。
大事なのは、出掛けているポイントの特性。
その場所が、上げのタイミングで魚の釣りやすい条件になるのか、下げの時の方が釣りやすいのか。これは、主に「流れ」と「ベイトの溜まり方」に関わってきます。
次に、潮位の問題ですが、各ポイントによって、シーバスが出やすい潮位があると思います。例えば、ある一定の潮位になると、沈んでいる物や地形の変化がリンクして、シーバスの出やすい潮位となる事も。
最後に、そのポイント自体が、しばらくの間その場所で定位する場所なのか、留まる場所を目指して移動している通り道になっているだけなのか。
これは河川をイメージしてもらえば分かりやすいかもしれませんが、河川に架かっている橋脚が定位する場所。その場所までの地形変化等が通り道になっている場所。これは河川に限った話では無く、海でも同じですね。
潮とタイミングとベイト・まとめ
色んな要素が多すぎて、なかなかまとまりの無い文章になってしまいましたが、最終的な感想をまとめると、遊びに出掛けるポイント特性の上に、潮の流れとベイトの有無が深く関わり、最後にボーナス的な要素でマズメといった時間のタイミングがある。
イメージは…
ポイントの特性 > 潮とベイト > 時間
の図式が基本になるのかと。
こうやって書いてしまうと、それ程時間が重要では無いように感じてしまいますが、朝夕のマズメ時は要素の足し算では無く、掛け算に出来る位のポテンシャルがありますので、一概にこの図式とは言えません。あくまでも、ベースという事で。
やはり、色んなタイミングで自分が遊んでいる場所に通ってみて、そのポイントにはどういう特性があるのかを把握していく。これを積み重ねていけば、ベイトが溜まるであろう季節や潮のタイミングが分かってくるので、今日は行くべき・避けるべきという選択の精度を上げる事ができます。
まぁ、そうは言っても自然相手の事なので、頭で考える程スムーズには進まないのが、釣りの面白いところなんでしょうけど…(^_^;)
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最後まで読んで頂き、ありがとうございます。今回の投稿と同じカテゴリーにある、次の記事は「ルアーのドリフトでシーバスを狙うメリットとデメリット」、前の記事は 「バラし率が高い苦手なロッドポジション」となっております。
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ご紹介ありがとうございます (^^
よく、いいポイントはひと潮見ろと言われます。
それは、若潮~大潮の潮回りもそうですし、満潮~干潮、上げ、下げもそうですね。
一般的に下げがいいと言われますが、それは釣りがし易く、結果が出やすいのがその理由だと思っています。
実際には、上げで入ってくる河口や、下げ5分がいいとか、地形等によっていろいろありますよね。
地元は調査しやすいのですが、少し遠隔となると、頻繁に確認ができないので情報収集が難しいですね。
特に、私は河川の流しの釣りが大好物なので、その辺の話しも、自分のログに上げてみます。
どうもです!(^^ゞ
同じポイントに何年通っても、上げ下げ以外の要素で大きく変わる事もありますし、掴みきれない部分は多少残りますよね~。
上げの潮が最初に当たるような場所では、上げのタイミングの方がいいでしょうし、下げで一定方向に流れるのであれば、下げの方が着いてる場所を把握しやすいでしょうし。そこに、地形の変化なんかを絡めると、一つのポイントを取っても、まだまだ遊べる要素は沢山あるように思えてきます。
どちらかというと、流しの釣りは苦手なんで、記事楽しみにしておきます~!!(^^ゞ