真冬のシーバスポイントを条件から絞り込む

真冬のシーバスポイントを条件から絞り込む

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はい。
今回は、真冬のシーバスポイントを探すお話。

少し前に、冬にシーバスを釣る為にはベイトを探すと書きましたが、それだけでは漠然とし過ぎているので、どんな要素を探してポイントを絞り込んで行けばいいのかを書いてみたいと思います。※地域差はあると思いますが…。

河川や浅い場所から冷えてくる

ここ数日の寒波で、気温もグンと冷え込んできましたが、基本的にはオカッパリで遊びやすそうな場所から水温が下がっていきます。海上保安庁海洋情報部の水温データを見れば一目瞭然なんですが、見事に河川周りが真っ青になっています。

平成26年 第50号
大阪湾の水温

他にも、兵庫県や大阪にある主要河川の観測点水温は6℃前後の所が多く、気軽に遊びに行けそうな場所は、低水温になっている状態。水温が低下する要因は、外気温が下がったからというよりも、雨や風、水深等の要素が主体。

ラーメン鉢にたっぷりと入っているラーメンのスープは冷めにくいですが、平たい取り皿に入れたスープをフーフーすると、直ぐに冷めるのと同じ感覚だと思います。

ボラが集まる場所に注目!!

河川やシャローから冷えていく前項の図を見ると、オカッパリから釣れる場所が無いようなイメージになってしまいますが、シーバスの居る場所を探すのに欠かせないのがボラの存在。

ボラは暖かい水温を好む性質があるので、ボラが溜まっているエリアの水温は、他の場所と比べて少しだけ暖かい。初夏から夏にかけては、ボラが溜まりだすと水温が高くなり、シーバスの気配が無くなってしまいますが、冬場は逆です。

ボラが居れば、近くにシーバスも居る可能性が高い。

ボラの密度が濃く、ビッシリとボラで埋まっているような場所は、ルアーを投げるのをためらってしまいますが、ボラの中からシーバスを引っ張り出せる場合があります。※これは、後日にでも追加記事で投稿しておきます。

ただ、ボラは水質が悪いような場所でも生息できるので、シーバスが居れないようなエリアはスルーで良いと思います。

風を避けられる場所を探す

風が吹くとベイトが溜まる。という話を聞いた事があると思いますが、寒い季節に強い風が吹くと、その周辺の水温は下がってしまいます。そうなると、ベイトも水温の低下を嫌って、少しでも快適な場所へと溜まるようになります。

風を避けて釣りが出来る場所は、ベイトにとっても優しい場所。

ガイドも凍るような寒い中、ビュービューと風に吹かれながらルアーを投げ続けるのは辛いですし、シーバスが釣れる可能性も低くなってしまいますので、まずは風を避けられる場所を探して、ルアーを投げてみて下さい。

護岸も丁寧に探る

普段であれば、流れの効いている明暗や橋脚・流れの中にルアーをキャストすると思いますが、水温が低くなるとシーバスの着いているポジションが変わる事があります。その代表的な場所が、自分の立っている足元の護岸です。

流れが効いているエリアであっても、その流れの中より水温が安定しやすい、護岸周りにシーバスが着いている場合があります。

いつも通りの場所を狙って、シーバスからの反応が無いから居ないと決め付けるのは勿体無く、足元の護岸沿いや、明暗から護岸に抜けてくるようなコースで通すと、シーバスが反応してくれる事も。テクトロなんかも有効になるかと思います。

水深のあるエリアもチェック

最初に掲載してある海上保安庁の水温データを見てもらえば分かりやすいですが、大きな河川が流入している浅いエリアと比べると、神戸方面は若干水温が高くなっています。これは、河川の流入が少ない上に、比較的水深があるエリアが多い為かと。

風が吹けば水温が下がってしまうエリアよりは、まだ安定している。

こういった場所であれば、朝夕のマズメ時にはベイトが回って来る事も多く、釣行のタイミングを合わせてあげれば、シーバスと出会える可能性が高くなります。時合いは短いかもしれませんが、チェックする価値はあると思います。

河川周りも要チェック

産卵を終えたシーバスや、手っ取り早くエサを食べたいシーバスが集まってくるのが河川。最初に水温が低下していくのが河川と書きましたが、水温低下に伴い上流側からベイトも下ってきますし、安定して捕食対象がストックされています。

ベイトを探して泳ぎ回るより、動きを抑えつつ河川で待つ方が効率が良い。

水温が20℃以上あるような場所から、突然真冬の河川に移動させられてしまえば問題ですが、河川の水温も段階を踏みながら徐々に落ちていきます。段階が進むにつれ運動機能が鈍くなる事はあると思いますが、その間で水温に適応させる事は可能。

なので、捕食を目的に入って来ているシーバスが多い河川も、真冬の釣りには欠かせないポイントの一つです。ただ、着いている場所が変わっている可能性もあるので、いつもとは違うアプローチが必要になる事も。

真冬のシーバスポイント・まとめ

色々と書いてきましたが、自分たちが毎日ご飯を食べるのと同じで、シーバスもベイトを食べないと生きていけません。春や秋といった季節と比べれば、食べる物や量に違いが出るものの、基本的には「食べない」訳ではない。

真冬にシーバスが釣り難くなるのは「居ない」のでは無く、狙っている場所や使っているルアー等、ハイシーズンと真冬でのアプローチの違いが大きいのかも。

ハイシーズンの様に、食い気があって上を意識しているシーバスが居れば、その時期と同じ釣り方でも釣れる。逆に、目の前を通った物にしか反応しないような状況であれば、ハイシーズンの感覚は全く通用しない。

ルアーをキャストする場所にしても同じで、春や秋の好反応スポットに投げて丁寧に探っていても、のっぺりと護岸に張り付いて待機しているようなシーバスが相手なら、何の反応も得られなくなってしまいます。

また、沖堤防等の水深がある場所で釣りをする場合と、身近な河川で釣りをする場合では釣り方も変わってきますし。

なので、「いつも通り」の感覚とは違った方向から見てみるのも、冬のシーバス釣りには大事なんじゃないかと思います。いつもはボラばかりでスルーしてしまうような場所が、シーバスが釣れる好ポイントになっているかもしれません。

寒さが厳しくなると、釣りをするのが辛くなりますが、冬には冬の楽しさがあると思いますので、色々試してチャレンジしてみて下さい!!

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Comment

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  1. comment-user
    2014年12月19日 PM 2:18

    今の時期は、当たれば大きいですが、打率がめちゃくちゃ下がるのでかなり強い心で臨まないと厳しいですね~

    でも、例の場所をそろそろチェックしてみようかと思っています (^^

    • comment-user
      MACO
      2014年12月20日 AM 11:39

      寒い中出掛けて、釣れなかった時の精神的ダメージはでかいですよね。こんな事なら、家でテレビ見ておけば良かった。なんて後悔したり…(笑

      例の場所もそろそろ始まりそうですね。
      釣果を楽しみにしておきます!!(^^ゞ

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