夏のシーバス釣りについて
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はい。
今回は、夏のシーバス釣りについて。
最近は釣りから離れているので、頭の中が釣りへと切り替わらないんですが、たまには釣り関連の記事も書きたいなぁと思っていました。
そんな中、別件にてHDD内の写真を整理していると、イメージ写真に使えそうな素材が揃っていたので、今回は久しぶりの釣りネタに挑戦してみます。
テーマとしては、外に出るのも嫌になる程暑くなる、真夏のシーバス釣り。セオリーになっているポイントを中心に、少しだけ見落としがちな部分も書いてみますので、適当にお付き合い下さいませ。
夏シーバスの要点
夏場は釣りをするのも暑いですし、ハイシーズンの春や秋とは異なり、ある程度の条件を揃えてあげないとシーバスを釣り辛くなってしまうので、シーバス釣りをオフにされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、タイミングと条件が合えば、夏場でもシーバス釣りを楽しむ事が出来ます。ここで鍵となるのが、やはり水温と水質。
水が動かない場所や水深の浅い場所では、水温が上がりやすく、プランクトン等の大量発生によって水中の酸素も少なくなってしまいます。こういった場所にはシーバスも居辛くなってしまうので、釣り場の選定が重要になってきます。
夏のシーバスポイントについて
では、夏場にシーバスが集まりやすいのは、どういった場所になってくるのか。それは、前項で書いた「水温と水質」が比較的に安定するような釣り場。代表的な場所として、下記のようなポイントが挙げられます。
沖堤防
夏の代表的な釣り場として、真っ先に思い浮かぶのが沖堤防。足元から水深が有るので水温は安定しやすく、沖に面しているので潮通しも良い。更にはベイトの寄りも早い。ただ、渡船屋さんを利用しないとアクセス出来ないといった制限もあります。
河口周辺
川の流れや雨によって、淡々と水が入れ替わっているので水温が安定しやすく、小魚や甲殻類といったベイトも豊富。また、雨後のパターンも成立しやすい。ただ、時期的にボラやエイといった魚種も増えるので、シーバス以外の魚が掛かる確率も高くなります。
テトラ(消波ブロック)
テトラや消波ブロックは、護岸を目的に設置されている為、テトラが入っているという事は、流れが当たりやすく潮通しが良い場所とイメージする事が出来ます。足場が悪くなるので注意が必要ですが、見た目で判断出来るポイントの一つです。
水門周り
河川に設置されている水門周りでは、支流から本流へと向かう流れによって水が動きやすく、他と比べて水温も変わります。また、流れ込みによる流れの変化にベイトが溜まる事も有り、ルアーを投げるコースを絞り込みやすいといった特徴があります。
河川上流域
安定した水温と酸素を求めて河川に入ったシーバスが、上流域でも釣れるのが夏場の醍醐味。清流鱸や山鱸等と呼ばれますが、「こんな場所でも釣れるのか」と思う事も。銀ピカで綺麗な魚体が特徴ですが、阪神間から少し離れた場所へ遠征する必要があります。
サーフ
打ち寄せる波によって、撹拌された酸素が水中へ溶け込み、ベイトの回遊も期待出来るサーフ。西宮や芦屋にあるようなプライベートビーチのような湾奥サーフでは無く、潮の流れをまともに受け、少し先からストンと深くなっているような広いサーフの事です。
護岸の先端や切れ目
夏でなくても好ポイントの一つですが、沖堤や護岸の切れ目(端っこ)は流れが複雑に絡まるので要チェック。沖に出る潮目へとキャストしがちになってしまいますが、ある程度の水深があれば、足元直下もポイントになります。岸ジギであれば狙いやすいかと。
明暗ポイントも要チェック!!
前項では、一般的にセオリーとされている夏の釣り場を挙げてみましたが、個人的な釣果を思い出してみると、夜に人気の「明暗ポイント」も夏の釣り場に利用できます。
条件としては、良い明暗ポイントと同じなんですが、昼の釣りになるので外灯が無くても大丈夫。水面との距離が近く、幅も広い。できるだけ影濃度の高い暗部を見つけるのが、釣果へのポイントになります。
こういった場所は、パッと行ってサッとは釣れませんが、ネチネチと粘り強く釣りをしていると、絶好調に太陽が照っているような時間でも、シーバスを釣る事ができます。
これは、居残り組が日陰を求めて暗部に残っているからだと思いますが、見落としがちなポイントになっているので、夏の昼間でも釣り場は空いていますし、ポイントを独占出来る事が殆どです。まぁ、暑すぎて釣りをするモチベーションの維持が難しいですが…(汗
基本的に、釣れるシーバスのサイズは選べませんが、ポイントの一つとして覚えておいて損は無いと思います。
夏シーバスの釣行タイミング!
夏場の場合、釣りに出掛けるタイミングは何と言っても早朝がオススメです。効率良く釣るのであれば、水質や水温の安定等の要素以外に、餌となるベイトの回遊が不可欠。
日の出前後の早朝には、アジやイワシといったベイトになる小魚が寄りやすいですし、何より釣り人も快適に過ごせます。
早朝を外してしまった場合、タイミングが合えばカンカン照りの昼間でも、ベイトの塊に出会える事がありますが、暑すぎて釣りどころではなくなってしまうかと。
早朝であれば、高確率で写真のようなベイトボールと遭遇できますし、暑くなる前に帰る事も可能です。真夏だと、午前7時を過ぎれば汗だくになる程なので、釣り人の安全の為にも早朝がオススメです。
夏の釣りの注意点
他の季節とは違い、夏特有の注意点があります。まず最初に、熱中症対策と水分補給。釣り始めた頃は「暑いなぁ」と感じていても、時間の経過と共に釣りに集中してくると、体の変化に気づくのが遅れる事も。早め早めの水分補給が不可欠。
もう1つの注意点が、急激な天候の変化。
ここ数年で、局地的な豪雨が珍しく無くなってきましたが、釣りをしていると危険な状況へ変わるのもあっという間です。空は晴れていても、色の黒い雨雲が近づいてきた時は要注意で、「なんでここだけ!」と思うような土砂降りに出くわした事も多々あります。
写真のケーソン釣行時もそうでしたが、他は晴れているのにズブ濡れになりながら先端から戻ってきました。雨雲以外に、雷雲が近づいていたり、離れた場所で稲妻が見えたり。河川では上流域の降雨量による水位の変化もあるので注意が必要。
感覚的には「まだ間に合うだろう」と思っていても、状況は短時間で一変するので、早め早めの対応が大事です。
夏のシーバス釣り・まとめ
色々と書いてみましたが、潮位の変化や釣り人のコンディションを考慮しても、夏のシーバス釣りは早朝がオススメかと。
夏の定番になっていますが、ベイトボールや潮目へ鉄板をキャストして、グルグルグルグル…ドカン!という釣りも、夏の醍醐味ではないでしょうか。
炎天下でも釣れるシーンはありますが、真っ昼間にケーソンの先端にでも居れば、干物になるのではと思う程汗が出ますし、戻る距離を考えるとドップリ後悔します…(汗
また、体調や天候の変化にも注意が必要で、熱中症でフラついてしまえば危険な事故にも繋がりますし、人気の少ない夏の釣り場では発見が遅れる事も考えられます。
グーグルマップとにらめっこしながら、水質や水温が安定している潮通しの良い釣り場を探しつつ、安全に気を配りながら、夏の釣りを楽しんで下さいませ。
シーバス関連に関するお知らせ
現在、シーバス釣りに関する内容は、新ブログ『まころぐ』にて更新中です。当ブログよりも、丁寧に解説するよう心掛けていますので、宜しければチェックしてみて下さい!!
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。今回の投稿と同じカテゴリーにある、次の記事は「シーバスを釣りやすいポイントについて・情報の鮮度編」、前の記事は 「Fimoのブログタイトル表示について」となっております。
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最近は仕事が忙しく釣りにいけないですね。気づいたら部屋の隅で釣具がほこりかぶってたので慌てて休みに掃除しました。しばらくは釣りに行く余裕が無さそうなので勉強の合間に次の釣りに向けて色々なオリジナルルアーを作ってます。
夏になるとタイミングが合わない日が多くなり、ご近所釣行では釣りにならない日が続くので、釣りに出掛ける気力が無くなってしまいます。
まぁ、なかなか時間も取れないんですが…。
既に次のガンプラを作りたくなっているので、思い切ってプラモ月間にしてしまおうかな…(^_^;)