シーバスルアーの購入と選び方について
- 投稿日2015.09.23
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はい。
今回は、ルアーを購入する際の基準についてのお話。
釣具屋さんへ行けば、沢山のシーバス用ルアーが販売されており、次から次へと新しいルアーも登場します。ある程度慣れた方であれば、どのルアーが必要になるのか判断できると思いますが、始めたばかりの方だと、どのルアーを買えばいいのか迷ってしまう。
シーバス雑誌の広告欄や、ブログのレビューを読んで、良さそう(釣れそう)な物を購入すると思いますが、そうなると色んなルアーが欲しくなり、資金的にも余裕が無くなってしまいます。
ルアーを購入する際の基準は幾つかあると思いますが、自分の中での基準が完全に変わりました。
以前であれば、好きなだけ時間を使って、じっくりとカラーローテーションも出来ましたが、最近では「短時間で効率良く探る」事が最重要課題に。なので、釣り場に持ち込むルアーの数も減りましたし、何よりもお財布の中身の燃費が良くなりました。
今回は、ルアーを選ぶ際の基準と、必要なルアーについて書いてみたいと思います。
ルアーの選択基準は3つの要素で決まる
ルアーの選択に欠かせない要素としては、「レンジ」「アクション」「カラー」の特性があり、燃費を上げて効率良く釣りをするのであれば、一番重要になるのは「レンジ」だと思います。
レンジとは、ルアーが泳いでくる深さの事を指しますが、これが一番大事な理由としては、魚が反応する場所にルアーを通さなくては、シーバスが釣れないから。
例えば、通常の状態よりも水質がクリア寄りの場合、いつも反応があるレンジを通しても反応が無い時があります。これは水が澄んでいる事によって、シーバスが浮上してきてくれるレンジ(深さ)が変わっている為。
こうなってくると、ルアーのアクションやカラーを交換しても、シーバスの反応を得る事が出来なくなってしまいます(※黄色部分)。一方、そのレンジに反応が無いという判断で、少し下のレンジを通せるルアーに交換すると、今まで無かった反応が出てくる場合も(※赤色部分)。
今回は一例として挙げてみましたが、雑誌で見かける「シーバスに効くアクション」を求めるよりも、色んな深さを通せるルアーを揃える方が大切。ルアーを追加購入するのであれば、手持ちルアーに無いレンジを引ける物を選び、通せない穴を埋めるイメージで揃えれば良いと思います。
同じルアーメーカーで揃えてみる
ルアーアクションやカラーよりも、「レンジ」が大切という事を書きましたが、分かりやすく揃えるのであれば、まずは同一メーカーのルアーで、各レンジを通せるルアーを揃えてみる。
色んなルアーが販売されているので、メーカーがバラバラだと通せるレンジの把握も煩雑になり、何をどう使うかがボヤけてしまいますが、同一メーカーであれば、似たようなレンジのラインナップは少なくなりますし。
一例としての余談ですが、ルアーを3つしか持っていけない状況があれば、自分が持って行きたいと思うのは、こんな感じのラインナップになると思います。
SU-SAN
ミニヨレ
冷音14g
完全に好みの世界ですが、こんな感じであればシンプルで分かりやすいかと。今回は邪道で選んでみましたが、メーカーはどこでも良いと思います。
また、明確に使用用途(引いてくるレンジ)の区別が付いているのであれば、メーカー混在でも問題は無いと思いますし、使ってみたいと思うルアーを選べば良いのではないでしょうか。
表層系のルアーは区別しておく事
各メーカーのラインナップを見ると、中層を泳がすルアーに対して、水面直下から1m程度の表層を引けるルアーラインナップが厚くなっていると思いますが、これは上を通る物には反応し、下を通る物には反応が鈍いという、シーバスの特徴からだと思います。
このような感じで、表層を泳いでいるルアーに対しては、ある程度の反応を出せるマージンを確保する事が出来ます。その為、表層周辺に対しては、各社から色んなルアーが販売されており、これを混在させると分かりにくくなります。
なので、水面直下から表層に関しては、同一メーカーで統一する方が無難。
同じようなレンジが被ってしまうと勿体無いので、まずはメーカーで揃えてみて、慣れてきた頃に別メーカーの違ったアクションやカラーを追加してみる。こうする事によって、それぞれの違いも掴みやすくなると思います。
ルアーが泳いでいるレンジを把握するのは難しい
同じメーカーで揃える、もう一つの利点としては、ルアーが泳いでいるレンジをイメージしやすくなるという事。「レンジを上げる下げる」という言葉を良く聞きますが、この「レンジを把握する」という作業は難しいもの。
実際に水中の距離を計測できる訳では無く、同じルアーを引いていても、その時のリトリーブ速度であったり、風や波、潮の流れでも微妙に変わってきます。なので、レンジを把握する作業は、殆どが「頭の中で思い描くイメージ」の話になってきます。
そうなってくると、雲を掴むような話に聞こえてしまいますが、イメージする誤差を少なくする事は可能です。
例えば、天候をコントロールする事はできませんが、リトリーブ速度を一定に近づける事は出来ます。リトリーブ速度が安定すれば、メーカーが設定している細かなレンジを当てはめ、ある程度のイメージを作りだせます。
邪道の公式サイトでは、各種ルアーの「深度表(PDF)」を公開してくれていますが、このチャートを見ると、アーダとスーサンのレンジが近い事が分かります。その上には、ニーサンやゴッツァン89Fがラインナップされている。
リトリーブ速度が一定であれば、これらの表を元に、上下の使い分けがイメージしやすくなります。※とは言っても、そう簡単な話では無いんですが…。何も分からないまま、漠然と投げるよりはイメージしやすいと思います。
シーバスルアーの購入と選び方・まとめ
これだけ書いても、まだまだ説明不足なんですが、雑誌に書かれているような謳い文句に惹かれず、まずは各レンジを意識してルアーを選ぶのが大切かと。
その際は、色んなメーカーのルアーを混ぜてしまうと、使い分けがボケてしまうので、表層ルアーだけでも同じメーカーで統一する。一通りの使い分けがイメージ出来たら、足りないレンジを追加。と言った集め方で良いと思います。
以前は、同一タイプのルアーや、各種カラーを釣り場に持って行ってましたが、最近は使う物が決まっていますし、沢山のルアーに手を出して投げていると、色んな意味で燃費と効率が悪くなってしまいますし…。
カウントする体内時計のズレや、気象条件によって、ルアーが通る場所は微妙に変わりますが、手探り状態で釣りを続けるよりは、シーバスに近づく事が出来ると思います。
季節やパターンによっては、その時の状況に合ったルアーが必要になりますが、それらはイレギュラーとして、別途購入すれば良いのではないでしょうか。
シーバス関連に関するお知らせ
現在、シーバス釣りに関する内容は、新ブログ『まころぐ』にて更新中です。当ブログよりも、丁寧に解説するよう心掛けていますので、宜しければチェックしてみて下さい!!
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。今回の投稿と同じカテゴリーにある、次の記事は「スピニングリールのライントラブルを減らす方法」、前の記事は 「ルアーの根掛かりを回避しながら探るロッドアクション」となっております。
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ありゃ~!実はワタクシもルアーについて的な記事を書いてましたが、やはりより詳細に書いてはるので削除しようかな?汗
私もレンジが重要であり、リトリーブスピードが肝だと思っています。
そして無人島に1つだけルアーを持って行くなら断然ちび冷音です!!
好きなルアーでもあり、そしてデイ、ナイト問わず使えて釣れるので外せません。笑
MACOさんならスーサンでしょう?
いやいや!!
投稿してくださいよ!!(^_^;)
こういう話は終わりが無く、書いているとエンドが見えてこなくなりますね~(笑
無人島に持っていくルアーですか~。難しいですね…。自分なら…。ルアーを持って行かず、むぎわらさんを連れて行って、穴に埋めて活用させてもらいます!!(笑
まぁ、やっぱり飛距離と手返しを考えると、スーサンでは無く、チビ冷音でしょうね。無人島だと、スーサンでは「あの潮目まで投げたい!」という欲求を満たせないので…(^_^;)
三つだとレンジ的にもアクション的にもシンキングミノー、シンペン、バイブになりますね。
僕だとERDA、バリッド70Hまでは確定、シンペンだけは一長一短あってきめきれないです。
ハニトラかなあ・・・
遊びに行く場所でも変わると思いますが、イメージとしてはこんな感じになりますよね。
メーカーごちゃ混ぜOKなら、バリッドは外せないかなぁ~。シンペンを外して、スーサン、バリッド、チビ冷音の攻撃型ラインナップでも良いかも…。※最近は、まさにこの3種しか投げてない気がします(笑
最初は手当たりしだいに買って使ってみてましたが、最近では好き嫌いと言うか、自分の好きな釣りが確立してくると、手が出るルアーのジャンルが決まってきますね。
私の場合は、鉄板は好きになれないので、ついつい表層系のミノーに目が行きます。
釣れる釣れないとは違う、これで釣ってみたい、という衝動が購買意欲につながっている気がします。
でも、まずはメーカー揃えるのはいい事ですね。バラバラに手を出し始めると、キリがないですもんね(^^)
ある程度慣れてくるとホームが決まって、ホームでの釣果が上がると、それをベースに他の場所でも応用しつつ、追加購入してく。っていうイメージになりますかね。
後は、釣りをする時間や、ホームになっている場所の特性であったり。GONTAさんの言うように、「これで釣ってみたい」というのもありますよね。
釣行頻度が多かった頃は、自分も表層系を中心に、カラーやルアーをマッタリとローテーションしながら釣りをしていましたが、最近は出掛けても1時間以内に帰る事が多いので、パッパパッパ探っていかないと、時間が足りなくなってしまって…。
シーバス雑誌を見ていると、広告が多く釣具カタログみたいになっていますが、あれもこれも買ってしまうと、結局は使わないというルアーが必ず出てきますから…。まずは、適当なメーカーを選んでレンジを揃える方が、安上がりで良いように思います。
ついつい、ルアーを買いだめてボックスがいっぱい、ベストが重くて肩コリになってます(^_^;)
昨年までは、サヨリの季節以外ほとんど冷音などのバイブの釣果だったのですが、今シーズンはミノーやシンペンをガンバッテ使い続け、それなりの釣果を得ております。表層付近でヒットした時のドキドキはたまりません⁉️
無人島に3っつ持って行くとしたら、ソラリア、スイッチヒッターとやっばり冷音(^_^)
お久しぶりです!!(^^ゞ
恥ずかしながら、シーバスが全然釣れません~!!(笑
ルアーを沢山持って行くと、自分も肩こりになってしまうので、最近は厳選してます。まぁ、肩掛けバッグなんで、釣り場に着いたら下に置いて、身軽な感じで遊んでますが…(^_^;)
ミノーやシンペン、頑張って使い続けられなくなってます!(笑
鉄板やバイブを使うと、ルアーの重さや密度でバレる事も増えてしまいますが、ミノーなんかだと、その辺りも有利になりますよね。これからの時期、サヨリの表層爆発が楽しみなんですが、今年の調子で行くと、釣れるかどうか不安ですわ~(^_^;)
ソラリア、スイッチヒッター共に、使った事がないですが、やっぱり冷音は外せないんですね(笑
サヨリは去年のリベンジといきたいのですが、海の様子がどうでしょうか(^_^;)
ナイトゲームはここのところ空振り続き
昨夜も静かで雰囲気ナシだったのですが
ボートが通り波立ち、ベイトが騒めいた
一瞬にソラリアを漂わせるとヒット!
ボラスレと思ったのですが、元気なシーバスでした。9月に入ってようやく2尾目(^_^)
サヨリが待ちどうしいですね。
今月は1度だけサヨリポイントをチェックしに行きましたが、こちらも少しだけ早い感じで、特にサヨリらしい反応はありませんでした。
まぁ、こればかりは随時チェックしておかないと、いつ始まるか分かりませんし、気が付けば既に始まってたなんて事になってしまいますし…。※といいつつ、なかなか釣りに行かないんですが(笑
ボラスレと間違えるシーバスは、そこそこ良いサイズだったんじゃないですか??
サヨリにこだわらなくても、イワシが溜まり始めれば難しくないとは思うんですが、活気のある海は未だ見れませんね。まぁ、いつでも出掛けられるように準備はしてありますが、これまた今日も雨が降ってますし(笑
サヨリ、始まったら教えて下さいね!!(^^ゞ