大雨後や降雨中のルアー釣りは釣れるのか・後編
- 投稿日2014.08.18
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はい。
今回も、雨と釣りの関係についてのお話。
前回の大雨後や降雨中のルアー釣りは釣れるのか・前編の続きです。
前回の記事では、雨の日が釣れると言われるメカニズムを書いてみましたが、今回は「雨の日(雨後)の釣り」について、具体的にまとめてみたいと思います。
それでは早速。
雨の日に釣りをするメリット
① ベイトが押し流される
河川や河口では、雨によって上流域に居たベイトが流されてきます。それらを捕食しているシーバスは、餌が流されて来る事を知っているので、食べやすい場所に陣取り捕食を行います。こういったシーバスは、基本的に食事を目当てにしている事が多く、「食べる」事に関して活性が上がっています。
② 濁りが入る
雨が降ることにより、釣り場に適度な濁りが入り、シーバスの警戒心も薄れていきます。また、雨の波紋は釣り人の気配も伝わりにくくするので、近場でヒットする事もあります。
③ 釣り人が少ない
雨の日は釣り人が少なく、普段混雑しているような釣り場でも貸切状態。なんていう事があります。いつもなら多くのルアーを見てしまっているハズが、雨によって人的なプレッシャーが下がるケースが殆どかと。
釣り場の状況が変わる事に関しては、前回の記事で書きましたので省略しますが、降雨中や降雨後に雨がもたらしてくれるメリットは、上記のようなイメージです。ただ、雨が降ると良い事ばかりでは無く、マイナスに作用する場合もあります。
例えば、身も凍りそうな冬場。
ただでさえ水温が低下し、魚の動きが鈍くなっている状況で、水温を下げるような冷たい雨や雪が降ってしまうと、更に状況は厳しくなってしまいます。
他には、底質がヘドロになっているような都市型河川の場合。大量の雨が降ってしまうと沈殿しているヘドロが巻き上げられてしまい、一気に魚の活性を下げてしまいます。
最後に、雨が降り過ぎた場合。
今回のテーマ「雨の日は釣れる」という話の雨量は、警報等が出ない標準的な雨量の場合であって、豪雨や台風といったシーンではありません。雨が降り過ぎると魚も非難しますし、何より釣りをしては危険です。
雨の日の狙い所
港湾部では、降雨中や降雨後のポイントも大きく変わりませんが、河川では狙い所が多少変わってくることがあります。それは、流れの強さが増している時。例えば…。
雨が降っていない場合、通常であれば写真のようなイメージで、流れの芯と明暗が絡むような場所にルアーを投げると思います。一方、降雨中や降雨後で、川の流れ(流芯付近)が強くなっているような場合は…。
こんな感じで、釣れるポイントが護岸近くにシフトする事があります。
これは、ベイトとなる小魚が流芯付近の流れの速さについていけず、比較的流れの速度が緩和される、護岸や消波ブロック周りに溜まるから。
流芯にルアーをキャストしても、「ピュ~っ」とアッという間に下流側に流されてしまうような流れの強い日。昼夜時間を問わず、護岸・消波ブロック周辺から、ボコっとえげつない捕食音が聞こえる事があります。
河川の規模や普段の水量、雨量等によって条件が変わってくると思いますが、個人的なイメージは「人がゆっくりと歩いている」速度でルアーが流れるなら、通常通り橋脚や明暗を絡めた釣り。流れが強く、投げたルアーが「梅田にある動く歩道の上を歩く」ような速度で流れるなら岸際・護岸の釣り。※分かりにくいですね(汗)
とにもかくにも、雨が降っている最中や雨後は、流れ流れと流芯を狙うよりも、足元の護岸や近くの消波ブロックから、大きなシーバスが釣れる事もあります。
※先程「港湾部では、降雨中や降雨後のポイントも大きく変わりません」と書きましたが、河川と同じようなイメージで、雨や風によって水中が引っ掻き回された場合、護岸沿いの方が釣れやすくなる事も。
長々と書きましたが、一応のまとめとしては…。
雨の降っている最中や雨が降った後は、シーバスのエサになるベイトが流されてくる上、濁りが入ってシーバスの警戒心も薄くなる。釣り人から受けるプレッシャーも少なく、釣り場の活性が上がり、普段では釣るのが難しいようなサイズのシーバスも、難易度が若干下がる。流れが強い時は、足元でも食ってくる。
という事で、やはり結論としては「雨の日は釣れる」が正解かと。
ただ、雨量が多過ぎたり、雨によってポイントが潰れてしまっている可能性もあり、それに気付かずカッパを着て降雨中の釣り場に出掛けると、単なる苦行になってしまうので、雨量が多い場合は、濁りが落ち着き始める数日後に釣りをする。といった感じで、その辺りの見極めは大事ですね。
最後に、文中でも書きましたが、あくまでも警報が出ていないレベルでの雨量の話しです。増水時は河川に近づかない。また、雨が降っている時や雨上がり後は足場も滑りやすくなっていますので、安全に気をつけて釣行して下さい。
それでは、失礼致します。
シーバス関連に関するお知らせ
現在、シーバス釣りに関する内容は、新ブログ『まころぐ』にて更新中です。当ブログよりも、丁寧に解説するよう心掛けていますので、宜しければチェックしてみて下さい!!
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。今回の投稿と同じカテゴリーにある、次の記事は「サヨリパターンでシーバスを釣る為の再確認」、前の記事は 「大雨後や降雨中のルアー釣りは釣れるのか・前編」となっております。
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水温の話など分かりやすく納得です。さてさて、マックスさんでネットを新調して朝のの潮のいい時間に2匹目のどじょうならぬシーバス?を狙いにいったのですが、一昨日の大雨でさらに濁りが入っていました。雰囲気は良い(全く根拠ありません)のでルアーを投げてみるとプルプルと当たり小さい魚がひっついてくる、チーバスかと思いきや、なんと15センチぐらいのアジがバイブレーションの後ろの針をしっかりとくわえて上がってきました。とにかく魚は釣れる!と信じて1時間ほどあれやこれやと試しましたが見事撃沈。暑くなってきたので早々に退散。
釣行お疲れ様でした!!
15cmのアジなら、プルプル感も楽しそう!!(笑)
先日の深夜、自分も行ってきましたが、何やらベイトの量もそこそこ多くて、釣り場の雰囲気は良いですね。今後の暑さがどうなるか分かりませんが、季節が進む準備が始まっているのかもしれません。
昨年の秋は、例年よりも始まるのが早かったみたいで、デカイのが簡単に釣れる楽しいボーナスタイムを逃してしまった感がありましたんで、今年はボチボチ移り変わりに注意しておきたいと思っています。まぁ、なかなか釣りに行けないんですけど(笑)
雨、晴れにかかわらずハメる釣りってのが好きです。
アタリ、ハズレの答えは結局でませんが、予想どおりの展開になったときはとても嬉しい、楽しい!
雨後のドロドロの流れ込みとか反転流とかで当たるとそれはもう楽しい。
が、流れゴミがあると釣りにならず残念な時がありますね。
G1、未勝利にかかわらずハメる馬券ってのが好きです(笑)
冗談は置いといて…。
確かに、予想どおりの展開になると楽しいですし、やったった感がありますよね。「ここで食う」と思っている場所の付近で、ゴン!っていうのがたまりません!!(笑)
以前はそれらのタイミングや場所を狙って釣りに行けましたが、今は場所も時間も超限定的なんで、気分転換にルアーが投げれたらOK!みたいな感じになってしまってますが…。
最近、体力の低下が酷い…(-_-;)